【日本ハム】清宮幸太郎、侍・稲葉監督御前で連続タイムリー 栗山監督も評価

スポーツ報知
3回1死一、三塁、清宮が中前に勝ち越し適時打を放つ(右は三塁走者・西川=カメラ・豊田 秀一)

◆練習試合 阪神4―4日本ハム=特別ルール=(17日・宜野座)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が17日、視察に訪れた侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)の前で“御礼打”を放った。阪神との練習試合(宜野座)に「5番・一塁」で先発出場。3月9、10日の日本・メキシコ戦(京セラD)の代表入りが確実な19歳は3回1死一、三塁で、阪神・藤浪の直球を捉えて中前適時打。実戦4戦目で今季“初打点”を挙げると、5回無死二塁でも右前適時打を放った。5打数2安打2打点と暴れ、「いつも通りがモットー。そこは貫けたかな」と振り返った。

 2年目の成長を示した。3回の適時打は、藤浪に2球で追い込まれたが、その後は厳しいコースを3球ファウルでしのぎ、最後は1ボール2ストライクから高めの直球を捉えた。「(バットの)芯に当たる確率が増えた。追い込まれてからの安打もあったし、積極性もあった」と手応えをにじませた。

 バックネット裏の一室から見守った稲葉監督も、「ああいう点数のほしい場面で結果を残すというね。本当にここまで順調に来ているなと思います」と評価。具体的には打席内での対応力の向上を挙げ、「振るだけではなくて、しっかり合わせながらファウルにしたりヒットにしたりとか。そういうところも少しずつ覚えてはきてるんじゃないか」と成長を認めた。

 普段は辛口の栗山監督も「ボールの見方がだいぶ去年より進んだ」と評価した。来月には自身初の侍トップチーム入りを控えるスラッガーは「どの環境でも、自分のプレーをするだけ」。淡々と話す姿に、日の丸を背負う覚悟が見えた。(小島 和之)

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