【阪神】藤浪、今キャンプ最多の291球

スポーツ報知
ブルペンで投球する藤浪(後方は矢野監督=カメラ・渡辺 了文)

 阪神・藤浪晋太郎投手(24)が19日、宜野座で今キャンプ最多の291球を投げ込んだ。午前中に120球を投じると、午後にも171球。“おかわりブルペン”では約1時間半、フォームを丁寧に確かめながら投げ続け「(リリースポイントなどの)タイミングだったり、反復練習ですね」と説明した。

 左腕の使い方、右肘の使い方など、チェックポイントは多岐に及んだ。中でも力を入れたのが下半身の使い方。バランスが良ければ、フィニッシュ時に踏み出した左足一本できれいに立つことができる。捕手を通常より約2メートル後ろに下げて投球する“球児流”も取り入れた。藤川がフォーム固めや回転数の確認などを目的に行う練習法で、威力アップに取り組んだ。

 過去2年間は計8勝どまり。今年初の対外試合登板だった17日の日本ハムとの練習試合(宜野座)は、先発で3回7安打2失点。直球を狙い打たれ、今後の課題に球威、球質の向上を挙げていた。フォーム固めの時期を過ぎたキャンプ終盤では異例の投げ込み。開幕ローテ入りを目指して、理想のフォームを追い求める。(中村 晃大)

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