【オリックス】吉田正尚、途上国の子供たちへアーチで10万寄付

スポーツ報知
オリックス・吉田正尚

 オリックスの吉田正尚外野手(25)が今季から、公式戦1本塁打につき10万円を、「認定NPO法人国境なき子どもたち」に寄付することが22日、分かった。「本塁打は特にこだわっている部門。1本でも多く打ちたい。チームの勝利と子どもたちのために頑張ります」と決意表明した。

 野球を通じた社会貢献は、プロ入り当初から抱いていた目標の一つ。1年目からチャリティー活動を続け、オフには地元・福井で少年野球教室を開き、子どもたちと触れ合ってきた。今回、選手などの慈善活動をサポートする「NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション(BLF)」の協力を得て、恵まれない青少年を支える「国境なき―」への寄付を決めた。「関係者の方から、世界にはつらい思いをしている子どもたちがいることを知らされ、微力ながら…」と言葉をかみしめた。

 寄付金はフィリピン、バングラデシュ、カンボジアを中心に開発途上国の子どもたちの支援に充てられる。さらに、BLFは開幕戦までに、吉田正の活動への賛同者がオンライン寄付できる特設ページを開設する予定だ。

 若き大砲はプロ3年目の昨季、全143試合に出場し、打率3割2分1厘、26本塁打、86打点と躍進。「まだまだ、結果を残さないといけない立場ですが、少しでも力になれたら」。自慢のフルスイングでアーチを量産し、世界の子どもたちの未来も明るく照らす。(小松 真也)

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