【楽天】田中和基、今季１号＆守備超美技でアピール「いい印象を与えることができた」

◆オープン戦　巨人３―６楽天（２３日・那覇）

　昨年の新人王、楽天・田中和基外野手（２４）が２３日、巨人とのオープン戦に「２番・中堅」で先発出場。３回先頭、巨人の２番手・野上から中越えソロを放った。

　沖縄の澄みきった青空に、高く上がった白球がよく映えた。田中が初球の１４０キロ直球を振り抜く。打球はグングン伸び、バックスクリーンへ飛び込んだ。“今季１号”に「レギュラー争いの中で、いい印象を与えることができた」と充実感をにじませた。

　守りで超美技も披露した。５―３と２点リードで迎えた７回２死走者なし。巨人・阿部が放った右中間への大飛球を、ダイビングキャッチ。ピンチを未然に防いだ田中を、平石洋介監督（３８）も「ナイスプレー」とたたえた。

　侍ジャパンに選出されたばかり。チームでは全試合出場を狙う“両打ち侍”が３月９、１０日のメキシコ戦（京セラＤ）に向けても、アピールした。（高橋　宏磁）