【ロッテ】バルガス、130メートル来日1号“ゴリラパフォーマンス”で喜び爆発

スポーツ報知
5回2死、ソロ本塁打を放ったバルガスがナインとタッチを交わす

◆練習試合 西武2―4ロッテ=特別ルール=(23日・春野)

 ロッテの新外国人、ケニス・バルガスが23日、西武との練習試合(春野)で来日1号を放った。

 ド派手な一撃に球場の誰もが度肝を抜かれた。バルガスの打球は強烈なライナーでバックスクリーンを直撃した。「自分にはパワーがある。うまい具合に角度がつけば本塁打になる」と自賛のアーチは3―2の5回2死。ベンチ前では胸をたたく「ゴリラパフォーマンス」で喜びを爆発させた。

 まだフルパワーではない。メジャーの新人時代から「追い込まれたらミートを心掛ける」というコーチの教えを忠実に守る。カウント2―2から外角低めのツーシームをコンパクトに振っただけの当たりが推定130メートル弾となり、他球団の007も目が点になった。

 オリックス・曽我部スコアラー「当たればあれだけ飛ぶ。要注意です」

 楽天・小池スコアラー「スイングに力がある。能力が高いよね。うまくいけば30本くらい打てる」

 先日、妻の妹がDeNA・ソトの弟と結婚。親戚となったソトにもこの日、一発が出たことを伝え聞くと「僕と彼が本塁打王を取れればソトも僕もうれしいし、(故郷の)プエルトリコの人たちも喜んでくれると思う」と両リーグ同時キングにも意欲を示した。試合前には進んでマシン相手に「特打」を行うなど、ひたむさも併せ持つプエルトリカンがビッグ・インパクトを残した。(長井 毅)

 ◆球界の主な親せき 巨人・岩隈久志投手の義父は西武や楽天でコーチを務めた広橋公寿氏。元ソフトバンク投手の新垣渚氏は巨人・杉内俊哉ファーム投手コーチの妻の実妹と結婚した。元近鉄・中村紀洋内野手は、先輩に当たる村上隆行内野手の妹と結婚。最近ではオフにインディアンスからWソックスに移籍したY・アロンソ内野手と、パドレスと3億ドルで10年契約を結んだM・マチャド内野手が米球界で話題。アロンソの妹がマチャドと結婚しており、Wソックスはアロンソをつてにマチャド獲得を目指したとのうわさも流れた。

 ◆ケニス・バルガス(Kennys Vargas)1990年8月1日、プエルトリコ生まれ、28歳。2009年にアマチュアFAでツインズと契約。14年にメジャーデビュー。メジャー通算は236試合に出場し打率2割5分2厘、35本塁打、116打点。右投両打。196センチ、133キロ。年俸1億7000万円。

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