【楽天】台湾出身の宋家豪が最終回を3人で締め、凱旋登板を飾る

スポーツ報知
宋家豪

◆国際親善試合 楽天2―1ラミゴ(28日、台湾・台北市立天母棒球場)

 【台北(台湾)=片岡泰彦】地元・台湾出身の宋家豪投手(26)が、見事に凱旋登板を飾った。2点リードの最終回。4番手として宋の名前がコールされると、スタンドのファンは総立ちとなった。異常な熱気の中、先頭打者に右前安打を許したものの、続く4番・林泓育を二ゴロ併殺に。最後の打者を三ゴロに仕留め、試合をピシャリと締めくくった。

 「ファンのみなさんが熱い応援をしてくれて、本当にうれしかった。全力で真っすぐを投げることを考えました」。昨季40試合に登板したセットアッパーは、最速150キロを計測した直球で押しまくり、楽天に在籍した3年間で大きく飛躍した姿を地元のファンの目に焼き付けた。

 試合後にはMVPに選出され、「ラミガールズ」と一緒にダンスを披露する一幕も。ただ、楽天の外国人投手は、昨季途中からクローザーを務めたハーマン、セットアッパー候補の新外国人・ブセニッツがいて、1軍登録は確約されてはいない。

 「自分の地元というより前に、アピールしないといけない立場。まだいろんなところを修正していかないといけない」と、すぐに気を引き締め直していた。

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