【西武】内海哲也、厚い人望は周囲への気配りを欠かさない謙虚な人柄

スポーツ報知
2日のオープン戦に登板する内海

 西武・内海哲也投手(36)が1日、スポーツ報知のインタビューに応じ、新天地で迎えるプロ16年目の心境を語った。巨人にFA移籍した炭谷の人的補償として、電撃移籍が発表されてから約2か月。新天地でのチームメートとのふれあいや、パ・リーグから見た古巣・巨人への思いなどを語り尽くした。(取材・構成=森下 知玲)

 プロ16年目。マウンドでの堂々たる姿とは対照的に、内海は周囲への気配りを欠かさない謙虚な人柄の持ち主だ。厚い人望は、持ち前の明るさと穏やかさが理由だと思う。

 インタビュー中、印象的な一言があった。「(批判されるのは)かわいそうよね。FAでせっかく権利を取って行くのに『なんかすいません』って、謝るのは違うかなって」。西武への移籍が決まった際に、炭谷から電話が来た。内海自身にとって初めての移籍。自分のことで頭の中はいっぱいだったはずだが、そんな状況でも相手を気遣った。

 移籍決定後も巨人の今村と大江を引き連れ、奄美大島で自主トレを行った。チームが変わっても、内海を慕う後輩は多い。新天地では最年長となったが、自ら積極的に選手へと話しかける姿が見られた。キャンプでは誰よりも早く球場入りし、ブルペンでは常に全力投球。成績だけでなく、若手に与える影響力も絶大なだけに、チームの底上げに大きく貢献してくれるだろう。(西武担当・森下 知玲)

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