元広島、西武の木村昇吾「史上初」クリケット選手として奮闘中

スポーツ報知
クリケットに挑戦する元広島・木村昇吾(左)(写真提供:MBS)

 元プロ野球・西武の木村昇吾内野手(38)が5日放送の大阪・MBSテレビ「OF LIFE」(火曜・深夜1時59分、関西ローカル)でプロのクリケット選手として奮闘する姿に迫る。

 同番組は、ある分野のスペシャリストが、もう一つの才能を発揮する姿を追ったドキュメンタリー。ナビゲーターをプロ野球・元広島の黒田博樹さん(44)、VTRナレーションを女優・手塚理美(57)が務めている。

 木村は2002年ドラフト11巡目で横浜に入団。08年には広島に移籍し、番組ナビゲーターを務める黒田さんとともにプレーした。16年には西武に移籍したが、翌17年オフに戦力外通告を受けた。第2の人生に選んだのは、日本人にはなじみの薄いクリケット。プロ選手として、オーストラリア・メルボルンで武者修行中だ。

 野球の原型ともいわれるクリケットだが、「プロ野球からクリケット選手に転向するのは世界初らしいです」という木村。世界の競技人口はサッカーに次いで2位と人気も高く、インドのプレミアリーグでは30億円稼ぐ選手もいるという。

 家族ぐるみの付き合いを続けているという中川家・礼二(47)は「基本的にすごいポジティブでアグレッシブな人間。天性の明るさがある。心配してない」とエールを送る。年齢的にも経済的にも厳しい単身生活だが、日本での知名度を上げるためにも「誰かがプレーヤーとして走らなければならない」と前を向いている。そんな木村の挑戦の日々を紹介する。

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