【オリックス】ドラ2頓宮裕真、前日反省生かし2点適時打 開幕スタメンに前進 

スポーツ報知
7回1死一、二塁、頓宮裕真がセンターへ適時二塁打を放つ (カメラ・豊田 秀一)

◆オープン戦 オリックス5―0ヤクルト(7日・京セラドーム大阪)

 打球はグングン伸びて中堅の頭を越えた。7回1死一、二塁。オリックスのドラフト2位・頓宮裕真(22)=亜大=は石山の144キロの速球を捉えて2点適時二塁打を放った。昨季35セーブを挙げた守護神からの一打を「(2ボール1ストライクと)カウントも良かったので、直球を狙って打っていきました。(中堅を)越えるのは分かった」と冷静だった。

 前夜の課題を修正した。「6番・三塁」で出場した6日のヤクルト戦は3打数無安打2三振で、疲労も考慮されて途中交代した。打席の映像を見直し、「昨日は内角を意識して体が開いていた。踏み込むことをテーマにしました。いろいろ悪い部分が出て、反省して生かせた」と納得顔。この日は他の選手にも打席機会を与える方針から途中出場だったが、1打席で結果を出した。

 5日のヤクルトとのオープン戦初戦では特大2ラン。この日も長打を放ち、持ち前のパワーを発揮した。ベンチに戻ると「初めて対戦する投手ばかりなので、気づいたことや印象を書いています」とメモする研究熱心さも併せ持つ。西村監督は「素晴らしい安打を打ってくれた。(6日の)悔しさを出してくれた」と称賛。修正能力の高さを見せつけ、開幕スタメンがさらに近づいた。(牟禮 聡志)

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