【楽天】則本昂大、右ひじ手術で前半戦絶望的 実戦復帰に3か月程度

スポーツ報知
右肘を手術する則本昂

 楽天は8日、2軍で調整中の則本昂大投手(28)が11日に都内の病院で右肘のクリーニング手術を受けると発表した。復帰時期は手術後に発表する予定だが実戦復帰には3か月程度はかかる見込み。前半戦での1軍合流は厳しいとみられる。

 右腕はキャンプインから絶好調で、29日のロッテ戦(ZOZO)での開幕投手は既定路線となっていた。しかし首の寝違えを理由に、2月23日の巨人戦(那覇)と1日のラミゴとの国際親善試合(台北)の先発を回避。今月上旬に行った精密検査の結果、右肘に慢性的な損傷が見つかったという。

 石井一久GMは「慢性的なもので突然、起きたものではない。メンテナンスの意味合いがある手術になる」と、手術に踏み切ったと明かした。平石洋介監督は「穴は大きい。投手だけでなく野手も含めてカバーできれば」と話した。

 ◆肘のクリーニング手術を受けた主な投手

 ▽西村健太朗(前巨人)15年シーズン中に右肘痛を訴え9月に横浜市内で手術を受け、16年3月のオープン戦で実戦に復帰した。同年は27試合、17年は45試合に登板した。なお、西村は09年に肘の遊離軟骨除去手術の経験もあった。

 ▽宮西尚生(日本ハム)25ホールドをあげた15年、左肘に慢性的な痛みを抱えていたことで同年10月に札幌市内の病院で手術。翌年オープン戦で復帰。同年は42ホールドポイントで自身初の最優秀中継ぎ賞を獲得。日本シリーズ制覇にも大きく貢献した。

 ▽美馬学(楽天)18年7月に右肘の違和感を訴えて登録抹消。8月に神奈川県内の病院で手術。今春のキャンプでは順調に回復し、2月のオープン戦で復帰登板した。

 ▽ダルビッシュ有(カブス)18年8月、傘下1Aでの調整登板中に右肘の痛みが再発。9月に米テキサス州ダラスで手術を受けた。今春2月のオープン戦で復帰。

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