【日本ハム】ドラフト1位・吉田輝星が対外試合1回無失点デビュー 荒木2軍監督はマウンドさばきを称賛

スポーツ報知
7回から登板し、力投する吉田輝星

◆イースタン春季教育リーグ 日本ハム5―0楽天(12日・鎌ケ谷)

 日本ハムの吉田輝星投手(18)=金足農=が12日、イースタン春季教育リーグ・楽天戦(鎌ケ谷)で対外試合デビューした。

 7回から救援し、1回を1安打無失点1四球1三振。先頭・ヒメネスをフルカウントから四球で歩かせた。無死一塁から4番・岩見をこの日最速の146キロの内角高め直球で空振り三振。5番・山下には二遊間を抜かれ、1死一、二塁のピンチを背負った。だが代打・橋本を内角低め143キロの直球でバットをへし折る二ゴロ併殺に仕留め対外試合デビューを飾った。

 荒木大輔2軍監督(54)は「投げることもそうだけど、走者を出した後のマウンド上でピッチャーとしてやらなきゃいけないことが出来ていたのが、どちらかと言うと評価出来た」と振り返った。先頭を四球で出した後、代走・南が送られた場面。1死一塁で山下を1ボール2ストライクと追い込んだ後には一塁へ鋭いけん制球を送った。間一髪セーフとなったが、素早い身のこなしに球場を沸かせた。

 加藤武治2軍投手コーチ(40)は「けん制の姿とけん制やるセンスは上手だな」と感心。荒木監督も「走者のことは知らないと思うんだけど、しっかり警戒して自分で考えながらけん制入れたりしていた。投手として大事な資質なので。かなりの投手がそれできない。ただ速いボール投げたい、強いボール投げたい。色んなことを考えられずに崩れていく投手が多い中で、ああいう風に出来たというのは良いスタートが切れた」と合格点を与えた。

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