【広島】ヒゲの長野、9年ぶり左翼&本拠地初安打

スポーツ報知
ヒゲを蓄えて出場した広島・長野久義

◆オープン戦 広島0―13日本ハム(12日・マツダスタジアム)

 “ワイルドチョーさん”広島・長野久義が12日、新天地・マツダで初安打を放った。この日の初打席の7回先頭、スライダーを引っかけたが、打球は遊撃・平沼の手前で大きくイレギュラーバウンドで中前へ抜けた。ラッキーな一打に「シーズン中にああいうのが欲しいですね」と苦笑いでヒゲをピクつかせた。

 そう。キャンプ終了後から口とアゴにヒゲを蓄え始めた。ヒゲ禁止が不文律の巨人と違い、新天地は菊池涼、中崎らの例もあり原則OK。もっぱら電気シェーバー派だったチョーさんも、関係者にT字カミソリの購入を依頼。毎朝の手入れを楽しんでいるという。

 6回から移籍後初の実戦守備として左翼に就いた。直後にライナーを捕球するなど難なく3度の守備機会をこなした。公式戦では新人の2010年以来一度も守っていない位置に「景色が全然違ったんで難しかった」と戸惑った。それでも高ヘッドコーチは「長野は(外野は)全部できる」と太鼓判。“ワイルドカード”では終わらない。攻守に調子を上げてきたヒゲ長野が、レギュラーの座をつかむ。(田中 昌宏)

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