【楽天】松井裕樹、今季実戦初登板で最終回をピシャリ 平石監督が守護神GOサイン

スポーツ報知
9回、3番手で登板した松井裕樹

 腰の張りで出遅れていた楽天・松井裕樹投手(23)がDeNAとのオープン戦(静岡)で今季実戦初登板した。6点リードの最終回を3人でピシャリと抑え「恐怖心を打ち破れた。無事に試合を消化できたことが一番の安心材料ですね」。直球は最速150キロを計測。最後の打者は速く、変化を小さく改良した135キロのスライダーで見逃し三振を奪ってみせた。

 昨季はわずか5セーブに終わり、今季はクローザーの座を自らの力で奪いに行く立場に置かれている。春季キャンプ初日から快調に飛ばし、猛アピールしてきたが、2月19日に腰が悲鳴を上げた。あせって痛みを再発させる―ということを何度か繰り返し、平石監督の「遅れてないから、別に慌てる必要はないぞ」との言葉に救われた。

 指揮官は「あれだけ腕が振れてたら不安はないかな。クローザー争い? アイツが最有力じゃないですか。ここから微調整してやってくれれば」と事実上のGOサインを出した。(片岡 泰彦)

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