【日本ハム】大田泰示、キング5号「甘いボールをしっかり捉えられました」
スポーツ報知
◆オープン戦 ロッテ3―4日本ハム(16日・ZOZOマリン)
日本ハム・大田泰示外野手(28)が16日、ロッテとのオープン戦(ZOZO)で12球団トップのオープン戦5号ソロを放った。出場全9試合で安打を記録し、25打数13安打で打率もトップの5割2分。“2冠”をキープしている。
4回1死。昨季13勝2敗で最高勝率賞を獲得したボルシンガーの外角直球138キロを、軽々と左翼席中段に放り込んだ。オフから取り組んでいる「8分の力でバットを走らせる」力みのないスイングで、2発を放った10日のオリックス戦(京セラD)以来3戦ぶりのアーチ。「甘いボールをしっかり捉えられました」と納得の表情を見せた。
一発もあれば、まるでタイミングの合わない凡退もあった昨年までと一変、確実性も身に着けつつある。「今の時期は、まだ投手が本調子じゃない。いい投手が本調子になったら、このままじゃ打てない」。プロ11年目の未完の大器に油断はない。
ここ3試合で5番→2番→6番と打順が変わっているが「打順についてはあまり考えていない。まずはどんな打席でも自分の打撃を心がけること」と、気持ちに揺るぎはない。このままの調子を維持すれば、4番候補にも浮上しそうだ。(星野 和明)