【広島】新井貴浩氏、引退セレモニー 始球式でVS息子

スポーツ報知
引退セレモニーで胴上げされる新井貴浩氏(カメラ・義村 治子)

 昨季限りで現役を退いた元広島の新井貴浩氏(42)=野球評論家=の引退セレモニーが16日のオリックス戦(マツダ)で行われた。

 始球式では2人の息子を両打席に迎えてストライク投球。サプライズ贈呈式では現役時代にチームメートのサヨナラ打に喜び、ジャンプする姿がかたどられた銅像を、盟友の黒田博樹氏(44)からプレゼントされた。新井氏は「わざわざこのためだけにロサンゼルスからお越しいただき、ありがとうございました」と返して、黒田氏や観衆の爆笑を誘った。黒田氏は「彼の仲間に対する気持ちを象徴するシーン。玄関に飾ってもらいたい」とほほ笑んだ。

 この日のチケットは2月の発売早々に完売し、3万649人が来場。メインゲートの先頭の男性は2日前から並んだという。

 試合後の引退あいさつで「カープファンに戻り、かわいい後輩たちを応援していきたい。無駄なことは何一つなかった、素晴らしい野球人生でした」と思いの丈を伝えた新井氏。かわいい後輩たちに胴上げされ、グラウンドを去った。

野球

×