【楽天】打撃不振のブラッシュが3安打! 復活を支えた指揮官の言葉とは?

スポーツ報知

◆オープン戦 中日4―3楽天(23日・ナゴヤD)

 打撃不振に陥っていた楽天の新外国人、ジャバリ・ブラッシュ外野手(29)=エンゼルス=が、5回に7試合ぶりとなる左越え3号ソロを放つなど3安打2打点と活躍。13日のDeNA戦(静岡)で一発を放って以降、厳しい内角攻めやストライクゾーンの違いに苦しみ、9打数連続三振を含む16打席連続無安打を記録するなど調子を急降下させていたが、前日(22日)に急きょ、先発出場予定を変更してリフレッシュ休暇をもらった効果をさっそく発揮してみせた。

 鮮やかな復活劇の裏には、指揮官の“名采配”があった。前日のリフレッシュ休暇は、悩める助っ人砲の沈んだ表情を心配した平石監督が、温情で与えたものだった。さらに「日本人も外国人も、どんなバッターでもコースに投げきられたら、そうは打てない。いかに失投を仕留めるかだろ。表情が暗い。だんだん猫背になってるぞ。笑え笑え。打席を楽しめ!」と声をかけた。

 この日のブラッシュは、試合前の練習時から笑顔を絶やさなかった。そして、見事に3安打。「開幕が近づいてきて、ワクワクした思いが表情に出たんじゃないかな」と多くは語らなかったが、指揮官の優しさに感謝しているに違いない。

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