【ロッテ】ラグーン1号にロッテアイス1年分 来場者にもプレゼント

スポーツ報知
ホームランラグーン1号を狙うロッテ・レアード(右)とバルガス

 ロッテが本拠地ZOZOマリンの外野に今季から新設した「ホームランラグーン」1号を放った打者にアイス1年分(365個)をプレゼントすることが25日、分かった。右翼側には「雪見だいふく」が、左翼側には「爽」(バニラ味)を用意。相手球団の選手も対象で「―ラグーン)席で観戦していた観客にも配布予定(片側最大151人)だ。

 「1番・中堅」で54年ぶりの球団高卒新開幕スタメンを狙うドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=も“ラグーン1号”に意欲。「アイス1年分ですか。それはすごいですね。雪見だいふくと爽? どっちも食べたいです! 出番をいただけたら、与えられた打席でしっかりと自分のスイングをしていくことを心がけて、その結果としてホームランラグーンに入ったら、いいなと思います」と、甘いマスクを崩した。

 高校通算32発を放った打棒を持つが、「メモリアルな記録は今まで記憶にない」そうで、「記録も記憶にも残れる選手を目指してこれから始まる1年目のシーズン、精いっぱい頑張ります」と気合をみなぎらせた。

 アイス1年分を狙っているのは今季加入した助っ人コンビも同じだ。日本ハムで4年通算131本塁打をマークしたブランドン・レアード内野手(31)は「ワオー! とてもクールだね。ぜひメモリアルな一発は僕が打ちたいね。その時はアイスをファンの皆様にプレゼントだ。レアードアイスクリーム店、オープンだね。もちろん、フリー(無料)だ。ファンと一緒にアイスを食べながら、メモリアルホームランのお祝いをしたいよ」と高らかに宣言。メジャー通算35発のケニス・バルガス内野手(28)=ツインズ傘下3A=は「すばらしい企画で、自分もアイスを食べたいけど、私のキャリアではあそこにホームランが入る可能性が低い」と困り顔。23日の巨人戦(東京D)では左右両打席で看板直撃弾を放つなど、「もっと遠くまで飛んでいってしまう」と悩みを告白。

 これまでも“飛び過ぎるアーチ”を描いてきたため、フェンス手前の打球はなかなか見られないようで「だから、逆にあそこに入れるのは結構、難しい作業になってしまう」と苦笑しつつ、「今までメモリアルな一発を打ったことがないからね。これが一発目になるかもね。ガンバルガス!」。ラグーン弾で新パフォーマンのゴリラポーズを披露したいところだ。

 このプランの推進者でもある山室晋也球団社長(59)は「アイスはもちろん相手球団の選手にもプレゼントしますが、こればかりは何としても意地でもマリーンズの選手にメモリアルな1号を打ってほしいと願っています。落下地点にはプレートなども置き、ZOZOマリンスタジアムのレガシーとして永遠に語り継ぎたいと考えています。候補? すべてのマリーンズ野手に期待していますが、両助っ人に藤原選手など新戦力にも強く期待しています。ホームランラグーン1号から勢いに乗って開幕からの快進撃を期待しています」と開幕スタートダッシュを願っていた。

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