橿原、接戦制し13年ぶり全国切符…第49回日本少年野球選手権大会奈良県支部

スポーツ報知
優勝の瞬間、橿原ナインは歓喜の輪を作った

◆第49回日本少年野球選手権大会奈良県支部 ◇中学生の部▽決勝 橿原ボーイズ2―1奈良葛城ボーイズ(17日・五條上野公園野球場)

 「第49回日本少年野球選手権大会」(8月2~6日・大阪シティ信用金庫スタジアム)の奈良県支部予選は橿原ボーイズが制し、13年ぶりの全国切符を手にした。

 準決勝で生駒に劇的な逆転勝ちをした橿原が、春季大会代表の奈良葛城に競り勝ち、13年ぶりに夏の全国切符を手にした。逆境をはね返したナインの粘りに「感動した」と、興奮冷めやらぬ古谷監督だった。

 準決勝では6回に大量7点を失ったが、その裏、2死満塁で3番・岡西が2点適時打。逆転の扉をこじ開けた。3番手で登板した4番・藤井一は「打たれて迷惑をかけたので、必死に食らいついた」と三塁打を放つと、外野手からの返球ミスで、自らも一気に同点のホームを駆け抜けた。

 さらに流れは途切れず、連続四死球の後、4番手投手の7番・藤井大が「自分を楽にしたかった」と決勝二塁打。「最終回は緊張で心臓が止まりそうだった」と、会心の笑顔を見せた。

 投手戦となった決勝戦は3回2死二塁、先発の岡西が「後ろにつなぐ気持ちで振った。完璧な手応えがあった」と決勝2ラン。投げても5回まで2安打無失点に抑え「秋、春1回戦負けの奈良葛城に雪辱でき、うれしい」。宿敵の春夏連続出場を阻止し、吉川主将は「オフの振り込みの成果が出た。接戦をものにして全国制覇を目指します」と、さらなる高みを目指す。

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