大阪八尾、土壇場7回大逆転で代表切符…第12回全日本中学野球選手権大会大阪地区予選

スポーツ報知
大激戦を制した大阪八尾ナイン

◆第12回全日本中学野球選手権大会大阪地区予選 ◇中学生の部▽第2代表決定戦 大阪八尾ボーイズ9―8貝塚リトルシニア(16日・富田林バファローズスタジアム)

 全日本中学野球選手権大会(ジャイアンツカップ)の大阪地区予選は大淀ボーイズ、大阪八尾ボーイズ、泉州阪堺ボーイズと3代表全てボーイズ勢が代表切符をつかんだ。同大会は8月13日開幕する。

 大激闘の代表決定戦を、大阪八尾が制した。日頃から大浦監督が口にしている「気合と根性」を選手が実践しての勝利だった。

 初回、いきなり4点のビハインドを背負ったが「まだ回は浅い」(同監督)と焦りはなかった。3回に4番・杉田の左越え2点三塁打などで同点。だが、4回に2ランを被弾、5回も1点を奪われ「勝負あったかな」と監督自身が諦めかけていたが、選手にはそんな気はなかった。

 2点を追う7回、先頭の大本が左翼線二塁打、続く辰巳が左前打。スクイズで1点を返すと、9番・安井も左前打で続き、1死一、三塁とした。すかさず安井が二盗し、捕手の悪送球を誘って三塁走者・辰巳が生還。柴田の四球後、谷の右前打を右翼手が後逸して2者が生還するなど土壇場で4点を奪い、逆転した。

 殊勲の谷は「一塁を回る手前で野手の後逸が分かった。ベンチが盛り上がった」とうれしそうに話し、3安打の3番・竹口は「負けるとは思わなかった」と試合後はけろり。藤中主将は「チーム一丸となって1点ずつ取って、ジャイアンツカップで優勝したい」と夢を掲げた。

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