広島安佐、コールド勝ちで準々決勝へ…第４９回日本少年野球選手権大会

◆第４９回日本少年野球選手権大会　◇小学生の部▽１回戦　広島安佐ボーイズ９―２東大阪花園ボーイ＝５回コールド（２日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか）

　夏のボーイズリーグ日本一を懸けた５日間の熱い戦いが幕を明けた。中学生の部は１回戦１６試合、小学生の部は１回戦８試合が行われた。小学生の部では広島安佐ボーイズがコールド勝ちで準々決勝へ駒を進めた。

　広島安佐ナインが大舞台で躍動した。初回に緊張からくるミスで先制を許すも、１点を追う２回、４番・三宅、５番・原井と連続四球。盗塁で無死二、三塁のチャンスをつくると、６番・高橋が投前にスクイズ。バッテリーエラーの間に２者が生還し逆転した。高橋は「負けていたので、バントのサインが出たらきっちり決めようと思った。緊張したけど自信はありました」と笑みを浮かべた。

　その後は、先発・三宅が緩急をつけたピッチングで東大阪花園打線を抑える快投。チームも３回に２点、４回に３点を加え、５回には２死満塁でこの日２安打の三宅が打席へ。「最後の打席。粘ってしっかりひきつけて打てと言われたことができた」。コールド勝ちを決める中前適時打を放った大黒柱は「これからどんどん強いチームと当たるので、機動力を使って、バントやスクイズもしっかり決めて１戦ずつ勝っていきたい」と勝利にも表情を引き締めた。