奈良葛城、3年ぶり決勝進出で優勝に王手!…第49回日本少年野球選手権大会

スポーツ報知
決勝進出を決め喜ぶ奈良葛城ナイン

◆第49回日本少年野球選手権大会 ◇小学生の部▽準決勝 滋賀大津ボーイズ4―8奈良葛城ボーイズ=5回時間切れ(4日・寝屋川第1野球場ほか)

 小学生の部は準決勝2試合を行い、滋賀大津ボーイズとの関西対決を制した奈良葛城ボーイズが3年ぶりの決勝進出を果たした。

 3年前に全国制覇を果たした奈良葛城が、優勝に王手をかけた。作田主将は当時の優勝メンバーの弟。「お兄ちゃんも、試合前に自分たちのバッティングを気にしてくれている。僕は打てなかったけど、全員がやっとひとつになれて、一緒の気持ちで戦えているのがうれしい」と、一丸野球に顔をほころばせた。

 初回に押し出し四球で1点を先制するも、その裏に逆転される苦しい展開。チャンスは4回にやってきた。2死後、8番・小川が四球、9番・塚本が右前打、1番・松本大が四球を選び満塁。2番・寺島が左前へ同点の適時打を放つと、続く3番・上田が「ストレートの速い球に絞って、絶対に打とうと思った。手応えもあったし、すごくうれしかった」と2点適時打を中前にはじき返し勝ち越しに成功した。

 全国制覇へあと一歩。2回から2失点と粘投した青山は「ちょっと抜けた球を打たれたけど調子は良かった。決勝は全力で戦います」と、気勢を上げた。

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