福井中学、競り勝って念願の初優勝!…第49回日本少年野球選手権大会

スポーツ報知
初優勝に笑顔の福井中学ボーイズ

◆第49回日本少年野球選手権大会 ◇中学生の部▽決勝 福井中学ボーイズ3―2武蔵狭山ボーイズ(6日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 夏のボーイズリーグ日本一を決める第49回日本少年野球選手権大会は6日、小、中学生の部で決勝が行われ、中学生の部は福井中学ボーイズ(福井県)が武蔵狭山ボーイズ(埼玉県)に競り勝ち、初優勝を飾った。

 最後の打者を三振に打ち取ると、福井中学・八木がマウンドで大きく手を広げた。初回2失点のみの完投勝利に「立ち上がりが悪いのは課題。でも、みんなが助けてくれました」と、チームメートに感謝した。

 8月6日は木津監督28歳の誕生日。勝ち上がるにつれ、選手の心は「誕生日プレゼントは優勝旗」とひとつになった。2回に1点を返し、なおも1点を追う4回、1死一、三塁で森下が左中間へ逆転の2点適時二塁打。「スライダーを振り抜けた。学校の友達には日本一になって帰ってくるって言って笑われたけど、やりました!」と、笑顔がはじけた。

 ウィニングボールをキャッチャーミットに収めた丹尾は「ずっと悔しい思いをしてきた。本当にうれしい」と大粒の涙。最高のプレゼントを受け取った木津監督は「話し合いをさせ、言いたいことを言える環境作りをしました。誕生日は冗談で言っていたのに、よくやってくれました。100点満点です」と教え子をたたえた。

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