住吉、粘りの野球で初優勝…第48回日本少年野球関西秋季大会

スポーツ報知
初優勝にマウンドで歓喜の輪を作る住吉ナイン

 ◆第48回日本少年野球関西秋季大会 ◇中学生の部▽決勝 住吉ボーイズ(大阪南)7―0龍野ボーイズ(兵庫県)(3日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 決勝が行われ、中学生の部は投打のかみ合った住吉ボーイズが龍野ボーイズに快勝して初優勝した。

 住吉の粘り強い野球が本大会で花開いた。3回1死後、9番・吉岡が「調子が悪かったので、みんなのためにもつなげたかった」と右越え三塁打で出塁すると、1番・徳永が「真っすぐを張っていた。少し遅れたけど、感じは良かった」と胸を張る右越え適時二塁打で先制に成功。5回は1死満塁で、3番・是澤が中前打。音在に続き吉岡も二塁から一気にホームを突き、流れを完全に引き寄せた。

 6回は先発・南野が左太もも直撃の打球を受けるアクシデント。無死満塁で急きょ救援のマウンドに立った是澤は「いつでもいく準備はできていた。いつも通りできました」。捕手の渡部主将も「1点はオッケー。まず一人打ち取って行こうと声をかけました」と冷静な判断で、この日最大のピンチを無失点で切り抜けた。

 12月には憧れの甲子園球場でタイガースカップを戦う。服部監督は「去年は応援で行って、どうしてもこのチームで甲子園に出ようと頑張ってきた。本当によくやってくれました」とにっこり。最後は全員で秋晴れの空に帽子を投げ、優勝の喜びをかみしめた。

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