生駒、4回一気8点で12年ぶり優勝に王手…第18回奈良万葉大会

スポーツ報知
4回、大量の追加点に沸く生駒ベンチ。この回8点を挙げ優勝に王手をかけた

◆第18回奈良万葉大会 ◇中学生の部▽準決勝 生駒ボーイズ9―6大阪狭山ボーイズ(10、11日・阿田峯球場ほか)

 「第18回奈良万葉大会」が行われ、中学生の部は準決勝で生駒ボーイズが前回優勝の大阪狭山ボーイズを破り、決勝進出。12年ぶりの優勝に王手をかけた。決勝は17日に行われる。

 12年ぶりの優勝を目指す生駒が、昨年の覇者・大阪狭山の前に立ちはだかった。

 1点を追う4回、4番・内藤が中前打。1死後連続四死球で満塁とすると、酒井が中前適時打で同点。2死後には、1番・山口が右中間を深々と破る走者一掃の適時三塁打を放ち「全体的に調子が良かった。自分の力を出し切れれば優勝できる」と、小さくガッツポーズした。

 さらに敵失と、4番・内藤のこの回2安打目となる左翼線2点適時二塁打など打者13人の猛攻で一挙8得点。内藤は「1打席目で打てて楽になった。(スタンドの)照明だけを意識して、そのミスショットがヒットになった」と笑みを浮かべた。

 コールド勝ち寸前までいったものの、大阪狭山の粘りにあい、最後は3点差で逃げ切った生駒。寺川主将は「この前の関西秋季大会でひどい負け方をしたので気持ちの面を話し合ってきた。この大会が終わるとすぐに春季大会予選が始まるので、もう一度、守備からリズムをつくることを練習したい」と反省も忘れなかった。

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