福知山、白熱の延長戦制し４強入り…第４９回春季全国大会京都府支部予選

◆第４９回春季全国大会京都府支部予選　◇中学生の部▽準々決勝　京田辺ボーイズ２―５福知山ボーイズ（９、１１日・伏見桃山球場ほか）

　「第４９回春季全国大会」支部予選が各地で行われ、京都府支部予選では福知山ボーイズが京田辺ボーイズを撃破、４強進出を決めた。

　福知山が白熱の延長戦を制し、４強入りを決めた。大江監督が「制球もよく、しっかり投げてくれた」とたたえたのは先発の森下。安定したコントロールでエースの貫禄を見せ、京田辺打線を７回２失点に抑えた。

　味方打線は６回に５番・青井が２本目となる二塁打で勝ち越し。直後に追いつかれたものの、森下は７回も２三振を奪い、バックも一塁手・岩鼻が邪飛を好捕。攻守で粘りを見せた。

　緊迫ムードで迎えた延長８回。１番・秋山、３番・乾の四球で１死一、二塁とし、４番・森下が「自分で決めたい」と振り抜いたバットは快音を響かせ、中越えの決勝２点二塁打に。６番・山本も適時打を放ってリードを広げると、そのまま２番手として登板。無失点に抑え、決着をつけた。

　植和田主将は「チームに緊張したムードはあったけど、秋季大会で逆転負けをした相手にリベンジができてよかったです」と笑顔。「この先も全員が全力で一戦一戦を戦う」と全国舞台を目指し、必勝を誓った。