アマダイ、島きち丸は10尾超え続々 50センチ超も

2018年2月14日7時0分  スポーツ報知
  • 36センチの良型アマダイを上げた渡邊さん(島きち丸で)

 東京湾や湘南の海はマダイ釣りシーズンの真っただ中。湘南では、江の島沖から大磯沖までの広範囲で25センチ級の小型から40~50センチの大型まで順調に食ってくる。湘南・片瀬港の報知指定・島きち丸では多い人で10尾超えを何度も記録している。大型は50センチオーバーが上がっている。今後は濁り潮が入ると水深80メートル以下の浅場が釣り場になり、ライトタックルで数釣りが楽しめる。

 島きち丸15号船が河岸払いして走ること20分。江の島沖のポイントへ向かった。岩本隆宏船長(65)の「水深76メートルです」の声で釣り開始だ。潮の流れが弱いのか、回収した仕掛けの下バリのオキアミ餌には、泥が付いていた。そこでオモリを底から1メートル上げて、少し高めのタナまで狙った。すると、コツコツと餌をくわえる感触。聞き合わせるとゴンゴンと引き込んだ。やっと食わせたアマダイは28センチ級とかわいらしいが、ピンクに黄色いラインが入ったドレスをまとったようなきれいな魚体だった。

 左舷船首では大和市の渡邊俊一さん(73)が、この日トップの6尾を上げた。渡邊さんはオモリが着底後、1・5メートル巻き上げ、誘いの幅を1メートルにした。一日中誘い続ける為の省エネ釣りだ。序盤から順調に30センチ前後を釣ると、中盤には36センチの良型を食わせた。「冬場のアマダイは誘わないと食わないね。仕掛けを動かし続けるのは年だから大変。誘い幅1メートルなら続けられますよ」と省エネ釣りの効果を話す。

 取材した日は、終始潮が流れず、アマダイの活性はなかなか上がらなかった。その中でも左舷船尾では座間市の横山俊彦さん(78)が、35センチの良型アマダイを釣った。「アマダイの口もとに餌が落ちたのかな。潮が流れていないので食いが渋い。後が続かないね」と苦笑い。

 終了30分前、大型を思わすアタリが横浜市の山根利之さん(55)の竿に出た。巻き上げの途中でも竿を大きく引き込んだ。上がって来たのは、800グラムオーバーの良型鬼カサゴだった。「大型の何かと思ったが、本命でない鬼カサゴでもうれしいね」と満足そうだった。

 島きち丸では、1月28日に20~41センチが1~12尾を記録。トップが10尾を超す日は多い。今月4日には52センチの大型も食った。50センチオーバーもよく釣れている。今後は春の濁った潮が入ってくれば、アマダイは浅場に上がってくる。釣り場が水深80メートル以下になれば、ライトタックルが使える。アマダイの引きもより強く感じられ、面白さがさらに増す。(田中 清)

 岩本船長は「冬場のアマダイ釣りは誘いが大切」と話す。現在は水温が16度前後に下がっている。アマダイの活性は落ちているが、餌は食う。誘いを続けると、アマダイに捕食行動を促すことができ、食い渋る時でも数を伸ばすことが出来るのだ。また潮が流れれば、活性が上がり一気に食いが立つ。

 「3月中旬までは水深80~100メートル前後を狙い、アマダイの集団が点在しているポイントを広範囲に狙っていきます。3月下旬から4月には春の濁り潮が入り、水深80メートルより浅い釣り場にアマダイが入ります。ライトタックルでも数釣り狙えます」と岩本船長はみている。アマダイ釣りは、誘い次第で数が伸びるテクニカルな面を持つ。湘南では4月末まで楽しめる。

 ◆めも 近況、乗合船は片瀬港島きち丸(TEL0466・25・9642)。乗合船は午前7時出船。料金は餌(オキアミ1パック)、氷付きで9800円。女性・中学生2000円引き、小学生半額、70歳以上1000円引き。乗船には事前の予約が必要。駐車場完備。

 このほか以下の船宿からも乗合船が出る。

 金沢八景弁天屋(TEL045・701・9061)

 腰越港孝太郎丸(TEL0467・31・1344)

 茅ケ崎港ちがさき丸(TEL0467・86・1157)

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