巨ベラ祭りやダム湖で46・6センチ…奈良・山添村「上津ダム」

スポーツ報知
46・6センチの巨ベラを仕留めた久保さん

 奈良・山添村の上津ダムで「単発的なハタキ(産卵)が始まった」と、釣友から吉報が届いた。ヘラブナ釣り1年生の高浦さんを誘って10日、出掛けた。

 午前6時に「フナ橋」で合流。橋の上から湖面を見るとモジリ(ヘラブナが水面近くで反転してできる波紋)が多かった。浅場ではハタキも見られたので橋の西側、通称「水車ワンド」で竿を出すことにした。

 足場は大変いい。釣り台を設置して14尺の竿をセット。モジリが活発でハタキ中という好条件から、迷わずマッシュベースの餌を選んだ。仕掛けは道糸1・2号、ハリス0・8号(上30センチ、下38センチ)、ハリは上下とも安心して使用できる「セッサ」(オーナーばり)9号。マッシュが初めての高浦さんにブレンド(マッシュダンゴ600cc、藻べら200cc、水600cc)を教示した。

 タナは1メートル。迷わず底釣りから始めた。開始早々からジャミ(ウグイなどの小魚)アタリ。10分後、早くもヘラブナの力強いアタリが出た。魚は一気に沖へ、左右に走る。良型だ。検寸すると41センチ。その後も42、37、43センチと良型が連発して、正午前にはこの日の最長寸46・6センチの尺半級も釣れた。

 一方、隣の高浦さんは「アタリがあるのに乗らない」と言うので餌を手直し。直後に40・5センチを仕留め、さらに昼食後には45・5センチの尺半をものにして大喜びだった。

 釣果は結局、私が37~46・6センチを17枚、高浦さんは初めてのダムで40・5~45・5センチを6枚と上々だった。

 上津ダムでは今後、7月中旬にかけて本格的な乗っ込み(魚が産卵のために浅場に移動すること)が期待できる。楽しみだ。

 問い合わせは「波多野漁業協同組合」(監視員携帯090・5907・0326)へ。ヘラブナ釣りの日券は800円、年券は2500円。(宇陀市・久保 一美)

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