イサギ入れ食い76尾…和歌山・湯浅

スポーツ報知
和歌山・日ノ岬沖でイサギの入れ食いを楽しんだ大西さん

 和歌山・湯浅から日ノ岬沖に出船する、報知フィッシングクラブ「なぎ丸」(TEL0737・62・3890)でイサギが爆釣していると聞き、6月26日に出掛けた。

 午前4時に受付。手続きを済ませ、予約順に乗船して釣り座に入った。

 いざ出港。夜明け頃に日ノ岬沖のポイントへ到着した。

 北西の微風でナギ。イカリを入れて、釣りを始めた。釣り座は右舷ミヨシ。潮はトモの方に流れているから、ちょっと不利か…。

 「水深は約40メートル。タナは20~25メートルで食うよ」と船長の指示があり、仕掛けを入れた。リールのカウンターを見て25メートルでストップ。ゆっくり巻き上げると23メートルでククンッ、グイーッとイサギ独特の鮮明なアタリが出た。「えっ、いきなりアタリ?」。電動リールのレベル10で巻き上げた。穂先が何度も水面に突き刺さる引きを味わい、やがて水面下にうす茶色の魚体が2尾、3尾…。いずれも30センチオーバーの良型イサギだった。

 周囲の人たちも入れ食いで竿を曲げていた。タナを20メートルで釣ると、時には35センチオーバーの良型も掛かった。一方で小型イサギやチャリコを釣っている人もいて、「タナが深すぎ。もっと上でやって」と船長からアドバイスが飛んだ。

 潮が変わったのか、やがてアタリが遠くなった。タナを30メートルまで下げてから巻き上げると25~27メートル付近でまた入れ食い。あまり深いタナで釣ると小型イサギやチャリコが食い“そのちょっと上”を意識して良型を狙った。掛かってからもゆっくり巻きで追い食いを誘うとダブル、トリプル、時には4本バリにパーフェクトもあった。

 正午に沖上がり。釣果はイサギ76尾(25~36センチ)とマサバ4尾(40~45センチ)で大型クーラーが満タンになった。他の皆さんも入れ食いを堪能(たんのう)してホクホク顔で帰港した。

 問い合わせは前述の「なぎ丸」へ。乗合船の料金は1人1万1000円(氷、アミエビ付き。刺し餌は持参)。予約制で天秤付き鉄仮面、救命具、バッテリーの無料(要保証金)貸し出しあり。

(報知APG・大西 満)

ライフ

×