ヘラブナ午後から活性アップ…大阪・堺市「西池」

スポーツ報知
36センチの良型ヘラブナを持つ峰松さん

 久しぶりの晴天に恵まれた6月24日、大阪・堺市の「西池」(TEL072・286・5151)で、かねての課題だった、長竿を使ってのヘラブナ釣りに挑戦した。

 午前8時に到着。屋外の学校側、長竿が使える場所に釣り座を構えた。

 この池は屋上に駐車場があり、その下が屋内釣り場になっている。雨や強い日差しを避けて快適に釣りができる、全天候型の池として人気がある。

 この日は、ほぼ満員。50人ほどの釣り人でにぎわっていた。常連客に状況を聞くと、「早朝からボツボツ釣れている」とのこと。

 ワラビウドンに西池のまぶし粉(大粒)を付け、仕掛けを振り込んだ。中層にヘラブナはいるが、底に餌がつくと気配がなくなった。「焦らず、基本に忠実に」。底でまぶし粉が溶けた頃を見計らって餌を切り、ヘラブナを寄せることにした。

 20分ほど餌打ちを繰り返した頃、少しウキに変化が出だした。オモリの重さでウキが沈んで、さらにゆっくりと餌の重さでウキが沈み、底で安定。一節、二節とウキが戻り、次の鋭い動きを期待した。パッとウキが水中に消え、思わず手が動いたが、これは糸ズレ。でも、確実に餌の周囲にヘラブナが寄った様子だ。

 コンスタントに餌を打ち返していると二節ほどスーッとウキが戻り、モゾモゾと微妙な動き。竿を持つ手に力が入る。カチッという鋭いアタリを合わせると、なかなかの引きだ。竿が大きく弧を描き、魚が走る。豪快な長竿の醍醐(だいご)味を十分に堪能して30センチクラスをタモに収めた。尺ベラとはいえ、この池では小型だ。

 午前11時までに4枚釣った。食堂で常連客に話を聞くと、「この時期、雨後は冷たい水が底付近にたまるためか、食い渋ることが多い」とのこと。

 午後1時半頃から、あちらこちらで竿が曲がり始めた。同行の辻さんが立て続けに3枚掛けた。私のウキも動きが激しくなった。微妙なアタリを見送って、本アタリをじっくり待つことに徹した。これが正解。その後は7枚追加し、最終釣果は11枚(30~36センチ)になった。この時期にしては渋い釣果だが、43センチを筆頭に25枚という釣り人もいた。

 これからは型より数釣りのシーズン。でも、この西池では大型が交じることもあるので油断は禁物。全天候型の釣り場で、快適に楽しもう。

 問い合わせは同池へ。底釣り専門。料金は一日2200円、午前10時以降が1600円。現在の営業時間は午前6時半~午後4時。金曜定休。(報知APG・峰松 茂美)

ライフ

×