大シケの後でもイサギ31尾…和歌山・湯浅

スポーツ報知
良型イサギをダブルで掛けた大西さん

 和歌山・日ノ岬沖のイサギは好釣果が続いている。今が旬で身に脂が乗り、刺し身はもちろん、塩焼きや煮付けなどでもおいしいから重宝する。

 湯浅港から出船する報知フィッシングクラブ「なぎ丸」(TEL0737・62・3890)に12日、乗った。

 午前4時に受け付けを済ませ、予約順に乗船して出港。明るくなった頃、日ノ岬沖のポイントに到着した。

 シケで1週間ほど出船していないから様子が分からなかった。台風余波の大きなウネリが残っており、大雨後の水潮も気になった。

 水深は38メートルほど。「底から10メートルぐらい上からやって」という船長の指示で開始した。

 着底後に10メートル巻き上げるとすぐにブルブル、グイーッとアタリが出た。「いきなり釣れるのか」と喜んだが30センチ足らずのアジとイサギのトリプル。お土産にはなるけれど…。

 その後はアタリが途絶え、周囲の人たちもシーン。船長は何度かイカリを掛け替えてくれたがアタリが出ない。やはり、水潮の影響か。

 やがて潮が速くなって釣りにくくなってきたが、イサギ独特の小気味よいアタリが出始めた。

 私の釣り座はミヨシ。隣の人とのオマツリを避けるため、仕掛けを入れるタイミングを計りながら釣った。うまく仕掛けが入った時にはダブルヒットもあり、30センチ級の良型イサギが次々と釣れた。

 強烈な引きで40センチを超えるサバも掛かったり、船内はにぎやかなまま沖上がりの正午を迎えた。

 釣果はイサギ31尾(25~36・5センチ)、マアジ11尾(23~31センチ)、サバ4尾(40~43センチ)。大シケ後にしては、まずまずだった。

 問い合わせは前述の「なぎ丸」へ。乗合船の料金は1人1万1000円(アミエビ、氷、仕掛け付き)。予約制でバッテリー、救命具、天秤付き鉄仮面などの無料貸し出しあり。刺し餌のオキアミなどは要持参。

(報知APG・大西 満)

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