相模湾で8月はキハダがおすすめ 6船長が見通し語る

スポーツ報知
ルアーにヒットしたキハダ。これからは20キロ級が期待できる(森竜丸で)

 8月のオススメ魚は、大物釣りファンお待ちかねのキハダだ。8月1日から相模湾でいよいよコマセ釣りが解禁になる。ひと足早く始まった生き餌船では、まだ20キロオーバーは上がっていないが、魚の跳ねは見えてきているので、期待は大きい。今年の見通しをあぶずり港・長三朗丸の栗飯原由巳、小坪港・太郎丸の高橋良至、片瀬港・島きち丸の前田信義、茅ケ崎港・ちがさき丸の米山茂明、早川港・平安丸の小林伸光、網代港・森竜丸の森野滝雄の各船長に聞いた。

 ―今年もキハダの季節がやってきましたね。

 ちがさき丸・米山茂明船長(以下米)「早くもお客さんから問い合わせの電話が入っているよ」

 島きち丸・前田信義船長(以下前)「お客さんもそうだろうけれど、我々もそわそわしちゃうね」

 太郎丸・高橋良至船長(以下高)「お客さんも船宿も待ちに待ったシーズンなんですよ」

 ―昨年は7月からルアーや生き餌で20キロオーバーのキハダが上がっていた。しかし、今年はまだ釣れていないから心配する声も上がっているが…。

 長三朗丸・栗飯原由巳船長(以下栗)「ウチは生き餌で狙っているけれど、まだ10キロ程度止まりだね」

 森竜丸・森野滝雄船長(以下森)「ルアー船では24日に21キロが上がりました」

 ―黒潮の大蛇行の影響もあって、群れが入っていないのか?

 栗「いや、7月中旬から跳ねているキハダの姿が見えるようになった」

 平安丸・小林伸光船長(以下小)「ようやくキハダの跳ねが見えるようになったから、少しホッとしている」

 森「これから徐々に相模湾に群れが入ってくるんじゃないのかなぁ」

 ―キハダがコマセを食うようになるには時間がかかる?

 米「昨年は解禁初日からバンバン食ったからね。どのくらい時間が必要かは、分からないですよ」

 ―コマセ釣りのこつは?

 小「船長が指示をしたタナに合わせることが重要。違うタナでコマセをまいてしまうと群れが散ってしまうんです」

 ―本ガツオはよく釣れていますね。

 栗「本ガツオの群れは数こそ少ないが、群れ自体は大きいので、1回当たれば数が釣れるんですよ」

 森「2~3キロが主体で5~6キロも釣れていますよ」

 高「開幕当初は本ガツオが主体になりそうですね」

 ―秋口まで長く楽しめそうですか?

 全員「ちょっと潮が変われば、状況も変わる。ぜひ相模湾でキハダや本ガツオを狙ってみてください。今年も激熱の釣りをお手伝いしますよ」

 島きち丸・前田信義船長

 コマセ釣りで出船するが、ルアーで狙いたい場合は要相談。島きち丸(TEL0466・25・9642)。

 長三朗丸・栗飯原由巳船長

 生き餌で狙う船のほか、8月1日からはコマセ釣り船も開始する。長三朗丸(TEL090・3349・4882)。

 太郎丸・高橋良至船長

 コマセ釣り船では、人数限定だが、船首付近でルアー釣りも可能。太郎丸(TEL0467・22・7662)。

 平安丸・小林伸光船長

 8月1日は祭礼のため臨時休業。コマセ釣り船は2日から開始する。平安丸(TEL0465・22・0676)。

 森竜丸・森野滝雄船長

 乗合は人数限定なので、事前予約が必要。森竜丸(TEL0557・68・1477)。

 ちがさき丸・米山茂明船長

 8月1日は乗合船を2隻出す予定。その後は状況によって変える。ちがさき丸(TEL0467・86・1157)。

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