釣り荒れ何のアユ27尾…和歌山・有田川

スポーツ報知
有田川でアユ釣りを楽しんだ尾崎さん

 和歌山・有田川の粟生地区に16日、アユを狙って釣行した。

 午前8時に「久保田おとり店」(TEL0737・22・0364)へ到着。「この数日、釣り人が多かったから少し荒れ気味」とのことだ。

 午前8時半に支流、四村川の出合いから約200メートル下流に入った。水深30センチ~1・5メートル。左岸は岩盤で、流れの中ほどにはスイカ大の底石が点在。右岸は握り拳くらいの底石が敷き詰まっていた。

 左岸の岩盤が釣れそうだと判断。養殖オトリを岩盤にこすりつけるように操作した。オトリが落ち着いてくれなかったので、背バリを打った。穂先を曲げないよう、張らず緩めずでカミ方向に引いていると目印が上下にツンツン揺れた。気持ちの良い瞬間だ。この日の1尾目を慎重に引き抜いてタモに収めた。背ビレが長く、真っ黄色の美しい野アユ。サイズは16センチ。

 背バリを外してノーマル仕掛けに戻した。同じように左岸の岩盤にオトリを誘導したが、追ってくる気配がない。周囲で一番良い場所で竿を出していたが、野アユの追いが悪い。やはり、釣り荒れが原因か…。

 「それなら」と同じ筋を何度も引き泳がせすることにした。4メートルぐらいカミに引きあげて、掛からなければ再びシモに送ってカミに引く。この繰り返しで午前中は16尾まで数を伸ばした。

 午後は、午前中の場所から200メートルぐらい下流で竿を構えた。左岸の岩盤は少なく、流れの中ほどにスイカ大の底石が点在している、水深50センチ~1メートルのトロ瀬だ。

 オトリをカミに引き泳がせするよりも、カミ飛ばしの方が合うと考えた。水中糸をナイロンに替え、掛けバリは6号3本イカリ。オトリに自力で泳いでもらい、野アユが追わないなら別の流れを攻めた。夕方5時頃には時合いが来ると信じて頑張ったが、来ず。午後の釣果は12~16センチを11尾だった。

 結局、この日のトータルは12~17センチを27尾。釣り荒れの状況下では、まずまずだろう。

 問い合わせは前述の「久保田おとり店」へ。日券3240円、年券1万800円。(報知APG・尾崎 孝雄)

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