マダイは茨城がアツい!水深6メートルでも釣れる日立沖

スポーツ報知
テンヤに食ってきた良型マダイ(大さん弘漁丸で)

 日立沖や鹿島沖など茨城で一つテンヤで狙うマダイが調子を上げている。日立久慈港の報知指定・大さん弘漁丸では7月24日にトップ16尾、同25日に18尾と絶好調。鹿島港の報知指定・植田丸でも同じ25日の午後船で13尾を記録している。サイズは1キロ前後が主体だが、2キロオーバーも上がっている。ハナダイや黒メバル、アイナメなどの交じりものも多彩で面白い釣りが楽しめる。

 日立沖のマダイが絶好調だ。大さん弘漁丸の乗合船では一つテンヤで狙い、7月24日に6~16尾、翌25日に4~18尾を記録した。サイズは1キロ前後が主体だが、24日には2・3キロの良型が上がっている。

 日立沖の特徴は、釣り場が浅いことだ。なんと水深は10メートル。場合によっては水深6メートルで釣れることもあると言う。なので、「テンヤは3~4号がお薦め」と小泉大輔船長はアドバイスする。軽いテンヤを使っているせいか、フォール中のアタリが多い。「特に着底寸前でマダイが食ってくるケースが目立つ」(小泉船長)。

 浅場で食うだけにマダイのアタリは明確だ。グンと鋭い魚信に合わせると、ハリ掛かりしたマダイは、青物のように横へと走る。マダイとの攻防は実にスリリングだ。1キロ前後が主体とはいえ、最後まで引きは弱らない。タモ網に収まるまでハラハラドキドキが続くのだ。「深場で釣るマダイとは別世界ですよ」と小泉船長。9月ぐらいまでは、浅場で釣れる見込みなので、しばらく楽しい釣りが続きそうだ。

 一方、鹿島沖でも好調に釣れている。植田丸では25日の午後船で2・3キロを含み、3~13尾の釣果を出している。平均サイズは0・6~0・8キロと食べ頃の大きさだ。水深20~30メートルを狙っているが、植田竜也船長のお薦めは、4号のテンヤ。「テンヤの色にこだわる必要はない。自然にゆっくりと落ちるテンヤに食いがいい」と説明する。小ぶりのマダイが多いとはいえ、時折5~6キロ級のジャンボサイズも食ってくるので、油断は禁物だ。

交じりものが多彩な鹿島沖 交じりものも多彩だ。マダイのほかにも黒メバルやハナダイ、マハタ、ショウサイフグなども食ってくる。これらの魚の食いがいいので、クーラーボックスは色とりどりの魚で埋め尽くされる。

 このほか大洗沖や那珂湊沖でもマダイの食いがいい。茨城のマダイ釣りは最盛期を迎えようとしている。(高田 典孝)

 ◆メモ

 マダイ釣りの近況、問い合わせは、以下の船宿へ。

 日立久慈港大さん弘漁丸(TEL0294・52・3504)

 鹿島港植田丸(TEL0299・82・3773)

 茨城では、那珂湊港源丸(TEL029・265・7718)と大洗港昭栄丸(TEL029・267・5396)からも乗合船が出る。

 また、以下の船宿でもマダイ乗合船を出す。

 飯岡港太幸丸(TEL0479・63・1902)

 大原港松栄丸(TEL0470・62・0571)

 西川名港竜一丸(TEL0470・29・0605)

 洲崎港第2美吉丸(TEL090・7008・0802)

 保田港弥生丸(TEL0470・55・0747)

 腰越港孝太郎丸(TEL0467・31・1344)

 茅ケ崎港ちがさき丸(TEL0467・86・1157)

 古宇港吉田丸(TEL055・942・2565)

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