大阪湾の船タチウオ本番到来!
夏の風物詩である大阪湾のタチウオ釣りが、いよいよ本番入りの気配…。そう思って8日、釣行した。
大阪・泉佐野市の北中通漁港から出船する大型乗合船「ブルーマックス」(TEL080・2526・5151)に乗り、神戸沖のポイントを目指した。
曇天、微風。これなら暑さも和らぎそうだ。
午前6時過ぎ、「水深は65メートル。底から55メートルまでに反応があります」のアナウンスで開始。40号のタチウオテンヤに人気の「キングドラゴン」(事務所で売っている加工サンマ)を装着して下ろし、底から誘いを入れながら巻き上げた。
電動リールのレベル10で早巻きしながらシャクリを入れてストップ。5秒待ってからゆっくり1メートルほど落とす。
これを繰り返して50メートルまで来たとき、フォールの時にコンッと食い上げアタリが出た。即、合わせた。ドンッと掛かった。レベル15の中速巻きで取り込んだ。食いが浅いときには全速巻きをすると外れることが多いとか…。途中、何度か穂先が水面に引き込まれるような引きで立派な“銀太刀”が上がった。取り込んでみると、指4本級の良型タチウオ。メジャーを当てると92センチだった。
時合いなのか、周囲でも次々と竿が曲がった。子供連れの人もいて、小学生の男子が必死で竿を曲げて奮闘している様子が、ほほえましかった。
やがてアタリが止まり、沈黙の時間が続いた。船長によると、魚探にはかなり反応が出ているようだがアタリが出ない。時々、軽く押さえるようなアタリで40センチほどの“小太刀”が掛かったが、即リリースした。
誘い上げた後のフォールでコツッと食い上げるアタリが出て、その後に3尾を追加。合計4尾(75~92センチ)の釣果で午後1時前に終了した。
船内のトップは10尾。皆さんが4~6尾と“全員安打”で帰港した。
乗合船の料金は大人1人7000円(餌、氷付き)。他に手ぶらセット(貸し竿、電動リール、仕掛け、クーラー付き)大人1人8000円など、いろいろな格安システムがある。
(報知APG・大西 満)