マイカ目指せ200匹超え…福井・敦賀

スポーツ報知
マイカを釣り上げて満面の笑みを浮かべる福本さん。若狭方面では好釣果が期待できる

 日本海のマイカ(ケンサキイカ)釣りが最盛期を迎えている。条件次第では3ケタ釣果も夢ではない。本紙野球評論家で、イカ釣りが好きな報知フィッシングクラブ(FC)・アドバイザリースタッフの福本豊さん(70)と8月30日、福井・敦賀の報知FC「豊漁丸」に釣行。小さなアタリに苦戦しながらもマイカの引きを楽しんだ。

 魚種や狙い方によって様々な技量を問われるのが、釣りの魅力でもある。今回も釣りの奥深さを思い知った。

 受付を済ませて乗船。午後5時半、20トンの超大型船「SUPER DREAM HOURYOU」は港を出た。

 40分ほどでポイントに到着。集魚灯がともされ、さあ開始だ。仕掛けを竿下に投入。10メートルごとに色が変わるラインを見ながら40メートルでストップ。竿をゆっくり大きくしゃくってからのフリーフォールを繰り返した。

 数分後、波とは違うリズムで穂先がククッとお辞儀した。聞き合わせをすると「ちょっと重たい」。胴長15センチと小ぶりながらもマイカをゲット。隣の福本さんも同時に同型を釣り上げた。

 日が沈み、集魚灯が効いてくるにつれて周りでもポツポツと本命が上がりだした。しかし、記者は不調。テンションフォールやシェイク、長めのステイを入れたり、深めのタナも攻めてみたが、思うように数が伸びなかった。

 見かねた中乗りさんが、「この仕掛けでやってみて」と声を掛けてくれた。記者が使っていたオバマリグとは逆でリーダーの上部にオモリ20号、一番下に2・5号のエギを付けた、いわゆるオモリグ。中乗りさんはアンダーハンドで15メートルほどキャストして、狙いのタナまでカウントダウン。数回ワンピッチジャークをした後にステイさせてアタリを待つ。そんな釣り方で瞬く間に20匹ほどマイカを掛けた。

 簡単な説明を受けて記者もチャレンジしたが、なかなかの難しさ。穂先が小さくクッと入ったり、逆にテンションが抜けてポンと真っ直ぐになるような微妙なアタリを見逃すことが多かった。

 結局、オバマリグに戻して再開。終盤に胴長23センチのやや良型を掛けたときはギュン、ギュンと竿が絞り込まれる力強い引きを味わった。

 午前0時に沖上がり。釣果は記者が20匹(10~23センチ)で福本さんが22匹。ちなみに竿頭は50匹以上で、腕と経験の差が出る釣りだと痛感した。

 マイカは今後も期待十分。1日には200匹を超える釣果も挙がっていて、条件が合えば爆釣するだろう。

 やはり20匹では満足イカない。こりゃまた、イカないとイカんよな。(小谷 竜一)

 メモ ◇問い合わせ 「豊漁丸」(TEL0770・26・1160)へ。予約受付は午前8時~午後9時。ホームページあり。

 ◇料金 マイカ狙い乗合船は1人1万円~1万5000円(船の大きさと時間によって異なる)。

 ◇時間 出船時間は半夜便が午後5時、深夜便が午後9~11時50分。出船の1時間前に集合すること。曜日によってカップルDAY、シルバーDAYなど特典あり。出船時間など詳細はホームページで確認の上、お問い合わせを。

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