マダイ4連発!3連発!…三重・石鏡

スポーツ報知
59センチの良型マダイを仕留めた大西さん

 三重・石鏡沖のウタセマダイ釣りが、いよいよ本格的に釣れ出した。14日に出掛けた。

 鳥羽市石鏡港から出る報知フィッシンググラブ「幸徳丸」(船長携帯090・7303・5080)は、正午に釣り座を抽選してから出船。北東の風が強く、かなり波があった。20分ほどで沖合のポイントに到着。波はウネリ気味で、ちょっと釣りづらいほど。早くも船酔いした人が出た。釣り座は左舷胴。潮はトモに流れたが、底潮は動かず20号のオモリで仕掛けが止まった。

 仕掛けを下ろしてすぐ、巻き上げ誘いでグイッと鮮明なアタリ。40センチ級の良型マダイが上がった。ガンガンと竿をたたくような独特の引きが、なかなかよろしい。

 それが、何と4連発。「マダイの群れの上に仕掛けが下りた?」。そんな釣れ方だった。

 それからは沈黙の時間が続いたが、まき餌が効いて餌取りが出てきた。捨て糸を6メートルにして潮下に流し込むと、大型ではなかったがボツボツと掛かった。

 午後4時頃から込み潮が右前方に流れた。餌取りは依然、多い。オモリを10号に軽くして、捨て糸は9メートルと長くした。仕掛けを潮に乗せていくと20メートルほど流したところでドーンと穂先を引ったくる強烈なアタリ。合わせると凄い引きだ。竿が胴から曲がった。ビュービューとドラグが滑り、ラインが出ていった。しばらく魚を走らせてから竿を立て、慎重にタメて船長のアシストを得て取り込んだ。59センチの良型マダイだった。

 それから3連発。57、55、51センチと良型マダイが釣れ「やった!」。潮に合わせたオモリの選択、捨て糸の調整、仕掛けを流す距離などがピタリと合ったのだろう。

 午後6時前に沖上がり。釣果はマダイ11尾(27~59センチ)、シオ45センチ1尾、ハマチ43センチ1尾、イサギ2尾(35、37センチ)だった。

 乗合船の料金は1万2000円(餌、氷付き)。幸徳丸では今後、午前便は落とし込み釣りかマダイ釣り、午後便ではマダイ釣りで出船する予定。(報知APG・大西 満)

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