ヒラメ釣り大会 5.01キロの峰砂さんが優勝…外房・外川港

スポーツ報知
釣り上げたヒラメの前で優勝記念トロフィーを手にする峰砂矢さん

◆報知新聞社、報知指定釣店連絡協議会主催 報知フィッシングフェスタ(9月23日、外房・外川沖)

 報知フィッシングフェスタのヒラメ釣り大会が9月23日、外房・外川港の報知指定・大盛丸で行われた。参加者24人は2隻の船に分乗し、外川沖へ。釣ったヒラメの総重量で争い、柏市の峰砂矢(わたる)さん(70)が合計5・01キロを上げ優勝した。シケの影響でヒラメの活性が心配されるなか、好ポイントでは入れ食いになる場面や3・67キロの良型も上がり、大会は大いに盛り上がった。

 今大会の釣り座は抽選で決める。優勝した峰砂さんは、上田浩二船長(49)操船の第三大盛丸・左舷船首から2番目を引き当てた。これが勝負の分かれ目になった。序盤は潮の流れが悪く、オマツリが連発。ヒラメのアタリがあっても食い込まず苦戦していた。

 ところが中盤から潮の流れが変わり、峰砂さんの釣り座が潮上になった。「潮上になってからアタリが増えました」と峰砂さん。そこで早めの合わせを入れる作戦に変更すると、小型のアタリを掛けだした。1キロ級を3尾と0・5キロ級を4尾。合計7尾で総重量5・01キロで栄冠に輝いた。「小型のアタリも取るために、オモリを海底につけ気味にし、食いを待ちました」と話し、笑顔を見せた。

 荒川区の網野秀夫さん(70)は、置き竿作戦で2位入賞した。この日最大の3・67キロが交じり、4尾で合計4・8キロ。3・67キロの良型が食ったのは中盤のこと。網野さんは良型を狙い捨て糸を長めに取っていた。餌がかじられるアタリが続くなか、ようやく竿先が海面に突き刺さった。

 網野さんは竿を手に持ち、ゆっくり大きく合わせを入れ、巻き上げを開始。竿は胴から曲がる。最初の締め込む引きを耐え、徐々に上げていった。しばらくすると水面には3キロオーバーの魚体が現れた。「餌のイワシを高めに泳がせると大型が食うことが多いからね。今日は捨て糸を70センチと長めにして、食わせました。底から1~2メートル巻き上げた時の良型の引きは別物だね」と満足そう。

 大盛丸ではヒラメの食いが好調だ。9月18日にトップ17尾を記録すると翌19日は9尾、20日と23日には各11尾と好釣果が続いた。サイズは1キロ弱が多いが2~4キロ級も交じっている。上田隆広船長(52)は「今は小型主体だが、数が多いので初心者にもお薦めです。活性は高く、楽しめそうです。11月からの本格シーズンを前に腕試しにいかがですか」と釣行を呼び掛けた。(田中 清)

 ◆全員に賞品

 検量後の表彰式では、優勝者に報知新聞社からトロフィー、賞品が贈られた。大盛丸の常連で入賞した網野秀夫さん、ハウスクリエイト21、プロショップK’S旭店、人見防水、マルキョウ塗装工業所からも賞品が配られ、中でも銚子市の石毛弘行さん(61)は2・34キロで飛び賞の15位を射止めた。「思うような成績ではないが、今日は自分の誕生日で、皆さんにお祝いをいただいたようでうれしいです。来年参加できれば、次は優勝を目指したいです」と大会を楽しんでいた。

 ◆大盛丸ヒラメ釣り大会(総重量、参加24人、敬称略)

 〈1〉峰砂矢(柏市)5.01キロ〈2〉網野秀夫(荒川区)4.8キロ〈3〉清住寿彦(浦安市)4.78キロ〈4〉人見隆(佐倉市)4.03キロ〈5〉田島英明(さいたま市)3.93キロ〈6〉中島勉(さいたま市)3.85キロ

 ◆めも ヒラメ釣りの近況、乗合船は、外川港大盛丸(TEL0479・23・3362)。乗合船は午前5時出船。料金は餌、氷つきで1万2000円。

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