接戦制して初V米田選手…第39回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権

2018年10月11日6時0分  スポーツ報知
  • 表彰台でカップを掲げる(左から)準優勝・山田、優勝・米田、3位・伊藤の3選手

 「第39回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権」(主催・(株)がまかつ)は8日、愛知・田原市の西ノ浜海岸で開催された。全国5会場での予選を勝ち上がった27選手とシード3選手の合計30選手が出場。予選3試合(各90分)を勝ち抜いた6選手による決勝戦では米田和人選手(44)=加賀市、手取投友会=が2位に1尾差の接戦を制して初優勝を飾った。

 あふれる涙をこらえながら、檀上に歩を進めた。熱戦を締めくくる表彰式。初優勝を果たした米田選手は、一番高い場所で大きなカップを空に掲げた。「古くからの友人に『おめでとう』と言われて、うるっときた」。決勝戦の間、ずっと声援を送り続けてくれた地元、北陸の仲間たち。その後押しに最高の結果で応えてみせた。

 波口狙いを徹底した。午後12時45分から始まった決勝戦。ほかの5選手が遠投するなか、初めから近場に的を絞った。「予選の1、2回戦では遠投で釣れたけど3回戦の途中から波口の方が釣れるようになった」。その流れのまま、序盤から着実にキスをゲット。「仕掛けをさびいていると、底が小石で荒くなる所がある。そこで止めて待っているとアタリがきた」。底の変化や潮のヨレを捉え、イシゴカイを餌に数を伸ばした。

 思い切りの良さも光った。2連で掛けた場所をすぐに見切って場所を移動。審査委員長を務める名手、矢野勝彦さん(がまかつフィールドテスター)は「渋い状況なので、釣れた場所ではもう一投放り込んでやろうと思うはず。大変、勉強になった」と感心。常にほかの選手が攻めていないサラ場を求め、機動力と判断力をフル稼働させて戦った。

 キス釣り歴は25年。「仕掛けを上げてきて波口からズラーッとキスが並んで現れるのが最高に面白い」。手取投友会に所属して地元、加賀市の片山津海岸と塩屋海岸を中心に腕を磨いている。「こころよく『行ってらっしゃい』と大会に送り出してくれた奥さんと2人の娘に感謝したい。あっ、やばい…」。王者の瞳に、また涙が光った。

(小谷 竜一)

 準優勝・山田選手「決勝戦では、最初は遠投したけど高切れのトラブルがあったりして結局、途中から波口狙いに切り替えた。決勝大会は今回が初めて。来年は、もう一つ上の順位にいけたらいいかな」

 3位・伊藤選手「自分の好きな遠投をほぼ貫き通したので満足している。でも、もう少し周りの状況を見て適応できればよかったかな」と第35回大会の覇者は反省。

 ◆予選メモ 抽選で10人ずつA、B、Cの3組に分かれて午前6時にスタート。風力発電所の南側、約800メートルを3ブロックに分け、各ブロックで90分ずつ3試合、行った。総尾数で順位を決め、各組上位2選手が決勝戦に進んだ。

 A組は上井選手が30尾、村山選手が28尾、B組は山田選手が31尾、伊藤選手が23尾で決勝戦進出。C組は米田選手が21尾でトップ。榛村選手と篠原孝志選手が19尾で並び、総重量で125グラム上回った榛村選手が予選を突破した。

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