強烈引き満喫、巨マダイ74センチ…三重・石鏡

スポーツ報知
三重・石鏡沖で74センチの大型マダイを仕留めた大西さん

 伊勢湾口のウタセマダイ釣りは中、小型の数が釣れて時々、大型も交じる。秋の最盛期に入ったようだ。

 三重・鳥羽市石鏡港から出船する報知フィッシングクラブ「幸徳丸」(船長携帯090・7303・5080)の午後便に10日、乗った。

 正午集合で釣り座を抽選して出港。南東の風が吹いて、かなり波があった。雲は低く、今にも雨が降りだしそうだった。

 釣り座は左舷ミヨシ。大きく揺れて釣りにくいし、潮はトモ方向に流れて仕掛けを流せなかった。

 開始早々、トモでは「軽いオモリで仕掛けを流したら釣れた」と30~40センチの中型マダイが順調に上がっていた。

 風が強くて波も高くなり、岸近くのポイントに場所を移動。雨も強く降り出したので、しばらくテントの下に避難した。

 やがて小降りになって釣りを再開。込み潮がきて、私にもグイッと鮮明なマダイのアタリが出た。28センチほどの小型だが、けれん味のないアタリと鮮烈な引きが、うれしい。

 小型を4尾釣ったところで、いきなりドーンと強烈なアタリ。穂先が海面に突き刺さり、リールのドラグがビュービュー滑ってラインが引き出された。ハリスは5号。緩めにドラグ調節してあったのが良かったようで、少しドラグを締めてポンピングの要領で電動巻きをすると、ジリジリと巻き上げることができた。さすがは「フォースマスター800」だ。やがて水面下に大きな魚体が見えた。船長のアシストで取り込んだのは74センチの大マダイだった。

 また雨が土砂降りになり、波も高くなった。午後4時に「もう、上がろうか」と納竿した。

 釣果はマダイ6尾(28~30センチ)と大マダイ74センチ1尾。他の人は中型マダイを10~13尾で、皆さんお土産を確保していた。

 幸徳丸は2隻体制で、今後のマダイ釣りは午前便、午後便、一日便で出る予定。乗合船の料金は半日便1人1万2000円、一日便は1人1万5000円(ともに餌、氷付き)。

(報知APG・大西 満)

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