マイカ苦戦9匹も良型25センチヒット…福井・敦賀

スポーツ報知
サゴシの襲来で苦戦しながらも胴長25センチ級の良型マイカを釣った峰松さん

 イカを釣るなら闇夜が有利だ。日本海随一の強力LEDライトを誇る、福井・敦賀の報知フィッシングクラブ「豊漁丸」(TEL0770・26・1160)に10日、釣友の山野さんと出掛けた。

 午後4時半に出船。約40分でポイントに着いた。釣り人は8人で、左舷と右舷に4人ずつ分かれた。私を含めて3人はウキスッテの胴突き仕掛けで、ほかの5人はイカメタルで狙った。

 強力LEDライトに照らされた水面で早速、魚の群れがバチャバチャと音を立てて泳ぎ回った。話には聞いていたがサゴシが多い。サゴシは急に動く物や光る物に反応する。苦戦が予想された。

 水深は80メートル。「60メートル付近を狙うように」と船長の指示。80号のオモリで糸を押さえながらゆっくりとタナまで仕掛けを落とした。普通なら大きく竿を動かして目立つように誘うのだが、様子を見ながらスローに誘った。

 全く気配がないまま2時間が過ぎた。メタルで狙っている人に状況を聞くと「底でしか反応がない」とのこと。80メートルまで仕掛けを落とし、少し待つと微かな重みを感じた。独特のキュンキュンという引きを楽しみながら取り込んだのは胴長20センチのマイカだった。

 サゴシの対処方法として有効だったのは、黒い糸を使って仕掛けを目立たなくすること。幹糸、ハリス、エダスのビーズも黒という自作の仕掛けを使用。周りの人は何度か仕掛けを切られていたが、私は一度も切られることがなかった。ハリスだけでも黒にした方が良いだろう。

 山野さんの釣果は8匹(胴長20~25センチ)で私は同型9匹。竿頭はメタルで狙っていた常連さんで18匹。残念な結果だが、マイカはまだ狙えるし、釣ったイカを餌にして大型マダイが期待できる。また、これからタルイカも釣れる。サゴシがいなくなったら再挑戦したい。

 問い合わせは前述の「豊漁丸」へ。マイカ狙い乗合船の料金は1人1万円~1万5000円(船の大きさと時間によって異なる)。出船案内や集合時間などは同船のホームページで確認を。(報知APG・峰松 茂美)

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