尾長グレ40センチ仕留めた…和歌山・那智勝浦
厳しい暑さがやっと和らいだ。しばらく離れていた磯が気になり、報知FC「フィッシングベース海クン」(和歌山・白浜町)主催の「第13回和歌山グレドリームカップ」那智勝浦予選に7日、参加した。
前夜に海クンでまき餌を作り、現地へ。那智勝浦は山成、オジャウラ、鶴島、湾内と様々なロケーションがあり、荒天でもどこかで竿が出せる“全天候型”の渡船区だ。
「清丸渡船」(TEL0735・52・5574)の船で午前5時半に出船。山成群島に向かって進み、先輩の廣田さんと「一の島」船着きに降りた。ここはオジャウラ方向に流れる潮が良く、釣り座の右から出るサラシを利用するのがセオリーだ。
朝イチの仕掛けはハリスを5ヒロ取って、藤原ウキL―00号を中に通した全遊動。潮受けゴムの下は1ヒロ半で始めた。
早速、青物が横切りウキが消し込んだ。かなり走り回った末に上がったのは50センチのハマチ。潮はオジャウラ方向に流れる本命で、25センチ級のグレが入れ食いになった。
時間がたつとチョウシとの間に潮目がビシッとできた。ウキをSの00号に変えて潮目の手前に遠投。仕掛けを潮目に入れた瞬間、バチバチッと糸が勢いよく出ていった。すかさず合わせると、一回り違う重量感。右角のハエ根に張り着かれてしまったが、テンションを緩めた瞬間に魚は出た。一気に寄せてタモに収めたのは40センチの尾長グレ。タナはかなり浅かった。
その後は1ヒロ半のタナで32センチの口太グレを追加。釣果は結局、グレが32~40センチ3尾で25センチ級は多数、30センチ級イサギ3尾と50センチのハマチ。予選をトップで通過でき、秋磯で楽しい時間を過ごせた。
那智勝浦はグレの魚影が濃く、数釣りも良型尾長も期待できる。同大会の予選は残り3回。あなたも決勝大会(2019年2月16~17日、那智勝浦)進出を目指してチャレンジしてみては。
問い合わせは「フィッシングベース海クン」(TEL0739・45・8450)、または「清丸渡船」へ。渡船料金は1人4000円。(藤原ファミリー・数阪 祐一)
◆この日の餌 生オキアミ12キロにマルキユーの「のりグレ」2袋、「イワシパワーグレスペシャル」、「グレパワーV9スペシャル」を各1袋ずつ混合。刺し餌は同社の「くわせオキアミスーパーハード(S)」と生オキアミを使った。