餌木で釣るスミイカ・アオリイカ、今シーズンは豊漁の予感

スポーツ報知
餌木を抱いて上がってきたアオリイカ(辰丸で)

 11月のオススメ魚は、餌木で狙うアオリイカとスミイカだ。アオリイカは三浦・長井沖、スミイカは東京湾・中ノ瀬で釣れている。自分で選んだ餌木をしゃくり、ズシンと重量感たっぷりの乗りがきた時は快感だ。ともに成長が速く、日に日に乗りの重量感が増している。今後の見通しや釣り方のコツなどを長井港・辰丸の梶ケ谷隆夫、金沢八景・弁天屋の本田和芳の両船長に聞いた。また、アオリイカを釣った絶品料理も紹介する。

 ―アオリイカ釣りが始まりましたね。

 辰丸・梶ケ谷隆夫船長(以下梶)「21日から乗合船を開始して、23日にはトップ10杯と好調なスタートを切りましたよ」

 ―サイズはどうですか?

 梶「秋は今年生まれたイカを狙うので、それほど大型は出ない。それでも秋としては良型の0・7キロ級が釣れましたよ」

 ―開幕当初は釣り場はどの辺り?

 梶「港からすぐ近くの長井沖水深10~40メートルを狙っています」

 ―釣り方のコツは。

 梶「指示したタナに中オモリを合わせることが一番大切です。タナは水面から取ります。タナに中オモリを合わせたら、鋭くしゃくります。しゃくりの幅、テンポも重要なので、釣れている人のマネをしてもいいですね」

 ―餌木の選び方は。

 梶「その日の状況にあった餌木があります。潮が澄んでいる時、濁った時に向く餌木があるので、そろえておくといいですね。サイズは3・5~4号がお薦めです。もし、迷ったら、船宿にレンタルの餌木を用意してありますので、使ってみてください」

 ―今シーズンの見込みはどうですか?

 梶「今シーズンは期待できますよ。僚船でもいい釣果がでているので、これからが楽しみです」

 ―東京湾では餌木を使ってスミイカが釣れてますね。

 弁天屋・本田和芳船長(以下本)「午後の乗合船で狙っています。トップ19杯という爆釣した日もあります。こちらでもアオリイカが交じります」

 ―釣り場は。

 本「中ノ瀬から小柴沖にかけての水深15~20メートルです」

 ―餌木のサイズは。

 本「2・5~3号がお薦めですね」

 ―今後の見通しは?

 本「今シーズンは育ちがいいんです。9月上旬から乗合船を始めましたが、当初は0・2キロ前後が主体でした。しかし、今では0・4キロ級も乗っています。これからどんどん大きくなってきますよ」

 ◆辰丸・梶ケ谷隆夫船長 アオリイカをはじめスルメ、ヤリイカと旬のイカ類を周年狙っている。辰丸(TEL046・856・2778)

 ◆弁天屋・本田和芳船長 スミイカは午後出船。このほかタチウオ、カワハギ、一日船と午前、午後の半日船のアジにも出る。弁天屋(TEL045・701・9061)

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