テンヤジャークでタチウオ爆釣…大阪北港

スポーツ報知
得意のテンヤジャークでメーターオーバーの良型タチウオを仕留めた矢部さん

 船からタチウオのテンヤ釣りを楽しもうと3日、大阪湾に出掛けた。

 今回のテーマは、得意としている「テンヤジャーク」の有効性を確認すること。また、同行の森さんは、大阪湾での船のタチウオ釣り王者を決める「2018大阪湾タチウオKINGバトル」の予選を通過しており、練習を兼ねていた。大阪北港を午前5時半、出港した。

 さて、「テンヤジャーク」とは何か。大まかに言えばテンヤをしゃくって誘い、ステイさせて魚が食いに来たところを掛けること。テンヤ釣りとジギングをミックスした方法で、型も数も期待できる。

 船長の「水深70メートル。どうぞ」という合図で開始。まずはテンヤを着底させたら3メートルほど巻いてストップ。10秒待ってアタリがなければ、ワンピッチジャークを5回して5秒ストップ。これを繰り返し、アタリがあれば竿をサッと持ち上げるように聞き合わせ。重みを感じたら軽く追い合わせをして確実にフッキングさせて、巻き上げた。

 テンヤは、魚が食いついた時に引っ掛けるのが基本。小バリではダメだ。餌はハリ持ちのよい塩サンマ(市販の「スパイラルサンマ」などでOK)を斜め半分に切り、ステンレス線でグルグル巻きにしてしっかり止める。身がハリ先より出ていたらフッキング率が落ちるので、余った部分をカットする。

 魚を取り込んだ次の投入からはテンヤを底まで落とさず、ヒットしたタナを集中的に狙うこと。ワンピッチジャークを3回にして、他は同様に繰り返す。

 この日の釣果は2人で65~110センチのタチウオを81尾。そのうちメーター級は10尾で、森さんは竿頭だった。

 今後、水温低下などで食い渋った時はジャークをソフトにしてステイを長くしたり、小刻みに狙いのタナで誘うパターンが有効だ。ぜひ、試してほしい。

 問い合わせは「うみづり家」(TEL090・5011・1091)へ。電話の受付時間は午前9時~午後8時。乗合船の料金は午前便1人6000円、遠征便1人8000円(ともに餌、氷付き)。女性と子供は1000円引き。今後の釣り物と出船スケジュールは同船ホームページで確認を。(報知APG・矢部 卓)

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