腰越港 孝太郎丸「いっぱいつれたよ~」 YCおやこフィッシング・チャレンジ

スポーツ報知
参加者は釣り上げた魚を持って大満足。左端は先生役で参加した小野瀬みらい

 第1回YCおやこフィッシング・チャレンジが11日、湘南・腰越港の報知指定・孝太郎丸で行われた。主催は読売新聞を販売するYC(読売センター)藤沢中央。本紙釣り担当記者や釣りガールの小野瀬みらいが先生役となって相模湾・江の島沖へ繰り出した。今回のターゲットはアジやサバ。とはいえ、コマセ釣りなので平ソウダやイシダイ、沖メバル、ハナダイなど多彩な魚が交じって、参加者は大喜びだった。

 参加者は、ほぼ全員が釣り初心者とあって、出船前に釣り方を習ってから乗船した。まずは腰越港を出て10分ほどの水深25メートルで練習だ。仕掛けを投入して、ビシが底に着いたら、糸フケをとって底から3メートル上げる。ここで竿を大きくしゃくってコマセをまいてアタリを待つ。しかし、ここで釣れたのはショウサイフグやクサフグだった。

 浅場はフグ類の邪魔ばかり。そこで金子孝一船長は移動を決断。10分ほど走って水深52メートルへ。結果的にはこれが成功した。まずは宮内由香里さん(49)が、30センチ近いシマダイを釣り上げた。宮内さんはどうしても釣りがしたくて、娘の真優子さん(19)を半ば強引に誘って参加した。この後もアジやサバを次々にゲット。「釣りって楽しい」と大喜びだった。真優子さんも沖メバルを2尾掛けで上げた。

 原田さん親子は、いろいろな魚を釣り上げた。まず息子の幸太郎くん(6)がサバを釣ると、お父さんの幸信さん(43)は平ソウダ、ハナダイを上げた。後半は幸太郎くんが活躍。アジやサバを次々に釣っていく。「海を渡る風が気持ち良かった」と幸信さんが言えば、幸太郎くんは「魚が引くのが楽しかった」と船釣りを満喫していた。

 松崎敦さん(39)、蒼空(そら)くん(7)親子は、前半苦戦したものの、30センチ級のアジや40センチのサバを釣った。敦さんは「最後になってやっとアタリが分かるようになった」とニッコリ。蒼空くんは「サバがすごい引いた。重かった」と強烈な引きに驚いた様子。

 池内秀樹さん(45)、倫くん(14)親子は、参加者の中で唯一の釣り経験者。とはいえ船釣りは未経験。「最初のうちは戸惑った」(秀樹さん)というものの、経験者らしく金子船長らからアドバイスをもらうと、良型のアジを釣っていた。倫くんは「本当に楽しかった」と笑顔を見せた。

 本命のアジ、サバをはじめ、多彩な魚でクーラーボックスは埋まった。金子船長は「最初はタナ取りなどが難しかったようですが、何回かやっていくうちに皆さんがうまく釣れるようになりました。これを機に釣りに来てもらえればうれしい」と語った。

(高田 典孝)

 

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