シーズン突入!メバルいきなり16尾…岡山・宇野沖

スポーツ報知
岡山・宇野沖の磯で矢部さんが仕留めたメバル16尾

 瀬戸内では待望のメバルシーズンに突入だ。今年は“天敵”のアオリイカが極端に少ないせいか、早くから便りが聞こえてきた。岡山・宇野沖に15日、出掛けた。

 午後5時、「三宅釣具渡船」(TEL0863・41・1078)の船で玉野市の後閑港を出船。船長の勧めで安野島の北東にある「コムソー岩」に渡った。潮は北側の杵島との水道を東に流れる引き潮の分流が、正面から当たってきていた。

 ワクワクしながら上バリの「スプリットショッター」(カルティバ)#6に「パワーシラス」(エコギア)メロングロー、下の「シラスヘッド0・9グラム」#3に「ミノーSS」(ともにエコギア)カタクチをセット。飛ばしウキは「e―トビコン」(ヒロミ産業)3Bを選んだ。

 南側には小さな砂浜があり、北側は大きな岩が多数ある。沖もその形状だと推測。メバルは潮上から流れるベイトを捕食するので、水中の岩礁と自分が立っている岩に当たる潮を狙った。

 20~30メートル沖にキャストして、当て潮と同じか、やや速いスピードでリーリング。辺りが暗くなるとアタリがあり、17センチ級がヒットした。ポツポツと釣れ続いたが、いずれも同じサイズだった。

 流速が上がってくると、その5メートルほど沖でグイッと強いアタリ。ギュンギュンと力強い引きを見せ、23センチのナイスサイズが上がってきた。

 沖の潮目では反応がなくなり、手前を狙うことにした。ウキを「チョイトビ」(ヒロミ産業)3Bに交換。潮の角度や流速に合わせて投入ポイントを変えると5~10メートル沖で連発した。4尾に1尾は20センチオーバーの良型。ライブウェルの中身がみるみる増えていったが、午後8時過ぎに潮が緩むと夢のような時間は終わった。

 釣果は結局、小型を多数リリースしながら17~23センチを16尾キープ。20センチオーバーは6尾だった。久しぶりのメバリングとしては上出来だ。これからが本番なので、防寒対策をして出掛けよう。

 問い合わせは前述の「三宅釣具渡船」へ。料金はエリアと人数によって異なり、今回は1人2500円だった。(報知APG・矢部 卓)

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