しっかり満喫キスのアタリ…京都・宮津市

スポーツ報知
良型キスをダブルで釣った藤岡さん。京都・天橋立では年明け頃まで痛快なアタリを楽しめそう

 GFG(がまかつファングループ)関西地区本部主催の「第6回投げ釣り親睦会」が11日、日本三景に数えられる京都・宮津市の天橋立で開催された。

 約30年前、私が初めて本格的に釣りを教えてもらった相手が、鈴鹿サーフの藤岡さん。その釣友と旧交を温めるため、この大会に参加した。

 午前6時からの受け付けを済ませた後、参加者は各自、思い思いのポイントに向かった。有名な廻旋橋を渡って右に曲がると砂浜が続き、海に突き出た波止が数か所ある。多くの参加者が、波止へ続く砂浜に等間隔で並んでいた。どうやら実績ポイントらしい。

 空いている場所に入れてもらい準備を開始。早速、外山さんが25センチはありそうな良型を釣り上げた。「3色(1色は25メートル)辺りでアタリがある。100メートルほど投げて引くと釣れるよ」。簡単に言うが100メートルも投げるのは、私には無理だ。

 先に様子を見ながら釣り歩いていた藤岡さんから、「型は小さいけど釣れる」と連絡があり、波止に移動。「3本目の波止の付け根から斜め沖に投げて、ゆっくり引くとアタリがある」とのこと。

 私が投げると、仕掛けが着水時に「ボッチャン」と大きな音が出る。キスを散らしてしまうので禁物だ。ポイントの沖まで投げ、キスのいる場所で仕掛けが真っすぐ伸びている状態にするのが、投げ釣りのセオリー。藤岡さんに投げてもらい、ゆっくり引いているとブルブルと待望のアタリ。12センチの本命を釣った。

 引く筋を変えながら続けているとククッというアタリ。そのままゆっくり引いていると、さらにアタリ。穂先に伝わる鋭いアタリがキス釣りの醍醐味(だいごみ)だ。回収すると15センチ級のダブルだった。

 午前11時に検量開始。私の釣果は18・2センチまでを9尾で、藤岡さんは15尾(12~22・5センチ)。数は少なかったが、絶景を見ながらの釣りは最高に楽しかった。全体では若林さんの27・1センチが最長寸で、25センチ前後の良型が多く提出されていた。

 この日は、藻の中に潜んでいるキスが、水温が上がるにつれて浅場の砂地に出てきたところを釣るという感じだった。

 今後、例年通りならカレイが交じりながら年明け頃まで十分に楽しめる見通し。また、外海が荒れた後は湾内に魚が集まるので狙い目になる。(報知APG・峰松 茂美)

 【上位成績】〈1〉中平幸男70.2センチ〈2〉外山均67.4センチ〈3〉岩崎義行67.0センチ※キス3尾の合計長寸で順位を決定。他魚はマゴチ36.4センチ、エソ36.8センチなど。敬称略。

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