茨城のヒラメ釣りが12月1日から全面解禁…水温下がれば大型&数釣りも

スポーツ報知
鹿島沖で上がったヒラメ。全面解禁になれば数釣り、大型狙いともに有望だ(植田丸で)

 12月のオススメ魚はヒラメだ。12月1日から茨城のヒラメ釣りが全面解禁(県北部の一部海域のみ除く)になる。新たに解禁される海域には、日立沖や那珂湊沖、大洗沖、大竹沖、玉田沖、波崎沖など一級のポイントが多数ある。茨城のヒラメはいよいよ本番モード。そこで日立久慈港・大さん弘漁丸の小泉大輔、那珂湊港・源丸の川崎源一、大洗港・昭栄丸の小野瀬茂、鹿島港・植田丸の植田竜也、波崎港・信栄丸の浮島和雄の各船長に話を聞いた。また、ヒラメの絶品レシピも紹介する。

 ―いよいよヒラメ釣りが全面解禁になりますね。

 植田丸・植田竜也船長(以下植)「これからが本番です。本気を出す時期が来ました(笑)」

 大さん弘漁丸・小泉大輔船長(以下大)「待ってましたよ。いよいよ来たなって感じですね」

 ―今回解禁になる海域には好ポイントが多数ありますが、どの辺りを狙いますか?

 源丸・川崎源一船長(以下源)「目の前の那珂湊沖水深30~40メートルを狙うつもり」

 昭栄丸・小野瀬茂船長(以下昭)「港前の大洗沖水深20~50メートルを中心に狙うよ。状況によっては大竹沖や玉田沖へ行くこともあると思う」

 信栄丸・浮島和雄船長(以下信)「ウチも波崎沖が解禁になるから、釣り場が近くなるね」

 大「解禁当初は日立沖水深10~20メートルで釣れると思う」

 植「鹿島沖も12月から新に北部が解禁になるから楽しみですよ」

 ―今シーズンの見通しは。

 昭「水温が高いのが気になるね。まだ20度台ある。もう2~3度低くなってもらわないと困るんだよね。まずは居着きにヒラメを狙うようになる」

 植「鹿島沖も水温が20度台と高い。昨年は同じ時期に17度台だった。黒潮の大蛇行も関係しているのかもしれない」

 ―水温が下がるのを待っているんですか?

 大「水温が下がれば、イワシの群れが入ってくる。その群れを追ってヒラメが浅場にやってくるんだ」

 源「そのようなヒラメは『渡りビラメ』と呼ばれて、大型が多いのが特徴なんだよ。居着きのヒラメも刺激されて活性を上げるので、大釣りも期待できるよ」

 ―ヒラメ釣りで気をつけることは?

 植「イワシに手早くハリをつけることが大事。ウロコを落とさないように気をつけてください」

 大「イワシにつける孫バリは背掛けにすると泳ぎがいいと思う。また、孫バリはトレブルフックよりセイゴバリのほうがバレにくいのでおすすめだよ」

 ―ここまで聞いていると早く解禁になれって感じですよね。

 全船長「これからヒラメはどんどん身が厚くなってくるので、食べてもおいしい。ぜひヒラメ釣りを楽しんでください」

 ◆大さん弘漁丸・小泉大輔船長 船長歴20年以上を誇るベテラン。初心者にも丁寧にアドバイスを送ると評判だ。大さん弘漁丸(TEL0294・52・3504)。

 ◆源丸・川崎源一船長 海の男らしく寡黙だが、腕は確かな船長。ヒラメのほかにも希望でマダコにも出る。源丸(TEL029・265・7718)。

 ◆昭栄丸・小野瀬茂船長 水温や潮の流れなどを読むのが得意。一つの魚にこだわらず、その時に好調な魚を狙っていく。昭栄丸(TEL029・267・5396)。

 ◆植田丸・植田竜也船長 船長自身がいろいろな釣りが好きとあって、釣り人へのアドバイスは的確だ。植田丸(TEL0299・82・3773)。

 ◆信栄丸・浮島和雄船長 今は朝の受付などのサポート役に徹しているが、かつては「すご腕の船長」として知られていた。信栄丸(TEL0479・44・1224)。

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