松元選手が激戦制し初V…「第6回マルキユーM-1カップ全国グレ釣り選手権大会」

スポーツ報知
表彰式でカップを掲げる優勝した松元選手(中)(左は準優勝・上田選手、右は3位・北村選手)

 「第6回マルキユーM―1カップ全国グレ釣り選手権大会」の決勝が11月24、25日に愛媛・日振島で開催された。全国各地の予選を勝ち上がった21選手に加え、昨年大会上位のシード3選手ら合計30選手が腕を競った。

 24日に1、2回戦、25日の早朝に準決勝が行われた。合計8時間の戦いを勝ち抜いて決勝戦に進んだのは上田泰大選手(北陸地区予選)、松元優也選手(九州地区予選)、そして昨年大会3位でシードの北村憲一選手。釣り場は一級磯として名高い「日振島8番」。ジャンケンで釣り座を決め、海に向かって左から上田選手、北村選手、松元選手が並んだ。

 時間は3時間(1時間ごとに場所交代)。最初に竿を曲げたのは上田選手だ。遠投して25センチ前後のグレを立て続けに4尾釣り上げた。その後はハリ外れもあったが、ポツリポツリと30センチまでを追加していった。

 北村選手も33センチほどの良型をゲット。松元選手は最初の場所交代間際に竿を大きく曲げ、ゆっくりとした取り込みで48センチの大物をタモに収めた。

 場所交代で沖側の右のポイントに入った北村選手は、まずまずのサイズを連続でヒットさせた。一方、足元にあるシモリ周りの大型に狙いを定めた松元選手は45センチ、上田選手も50センチ弱の大物をゲット。誰が勝つのか全く予想がつかない白熱した展開になった。

 審査は25センチ以上9尾の総重量。結局、仕掛けの調整に時間を費やし、刺し餌の大きさなど細かい工夫を施していた松元選手が6185グラム(8尾)で初優勝を果たした。松元選手は終了5分前に大物をばらしたので、あの魚を取り込んでいれば7キロは優に超えていただろう。また、準優勝の上田選手も2尾ばらしたので、違った結果になった可能性は十分あった。

 役員として大物釣りの楽しい決勝戦を見せてもらった。優勝された松元選手、おめでとうございます。(報知APG・生駒 浩史)

 【決勝戦の成績】(日振島8番)〈1〉松元優也(鹿児島市)8尾6185グラム〈2〉上田泰大(京都市)9尾5150グラム〈3〉北村憲一(高知県四万十町)8尾4085グラム※敬称略。

 ◆準決勝と決勝戦での餌 まき餌は生オキアミ9キロにマルキユー「グレパワーVSP」、「超遠投グレ」、「グレパワーV9」、「爆寄せグレ」を各2袋ずつ混合。刺し餌は同社の「くわせオキアミスーパーハード(M、L)」、「くわせオキアミV9(M、L)」、「特鮮むきエビ」を使った。

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