上田選手が3度目V…「第16回日本グレトーナメント全国決勝大会」

スポーツ報知
3度目の優勝を果たした上田選手

 優勝賞金50万円のビッグな大会、「第16回日本グレトーナメント全国決勝大会」(主催・日本グレトーナメント実行委員会)が1、2日に和歌山・那智勝浦の磯で行われた。

 全国15会場での予選を突破した選手ら72人が参加。初日に1、2回戦が行われ前報知グレ釣り名人の池田翔悟選手(和歌山青波会)ら12人が決勝トーナメントに進んだ。

 2日目、決勝戦は午後1時50分から2時間、一の島で行われた。上田泰大選手(京友磯釣クラブ)と橋本善久選手(チームグレスト)が対戦。潮止まりの時間帯で、序盤から両者ともフグの猛攻に苦戦した。前半は上田選手が5尾、橋本選手が4尾。型は橋本選手の方が大きかった。

 後半、上田選手がグレを取り込もうとした時にポロッとハリ外れ。魚は磯際に落ちてしまった。ギャラリーから「アーッ」と驚きの声。ほぼ同重量のグレを釣っている両者にとって、この1尾が勝敗を左右する可能性が高かった。上田選手は素早く水際に下りてグレをつかんだ。一方、橋本選手は後半にシマアジやカワハギ、フグに悩まされて最後までグレは釣れなかった。

 結局、上田選手はグレ6尾を検量して総重量1070グラム。橋本選手は4尾で1040グラム。わずか30グラム差で上田選手が勝利。第9、14回大会に続く3度目の栄冠を獲得した。

 また、3位決定戦(一の島)を制した木林良文選手(京都磯釣クラブ)が賞金10万円を手にした。(報知FA・松尾 義彦)

 優勝・上田泰大選手「昨年は準優勝で悔しい思いをした。今年はリベンジできてうれしい。子供から『お父さんばっかり釣りに行ってずるい。たまには遊んで』と言われるので、この賞金でディズニーランドに行こうと思う」

 準優勝・橋本善久選手「30グラム差での負けは悔しい。00号のウキでヌカパン釣法をやった。やはり、潮が動かないとこの釣りは成立しない。ディスニーランドとまでは言わないけど、兵庫県在住なので東条湖ランドぐらいに家族を連れて行ってやろうかな」

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