ドラゴン級のタチウオやブリなど大物続出!報知フィッシングフェスタ

スポーツ報知
121センチのタチウオを釣った斉藤さん

 「2018報知フィッシングフェスタ」は11月25日~12月9日までの15日間、報知フィッシングクラブ加盟全店で開催された。今年もドラゴン級のタチウオやブリなど大物が続出。グレ、チヌ、マダイといった各部門の最長寸が優秀賞(優勝)、その他の目立った釣果が特別賞に認定された。

 ▽タチウオ121センチ(大阪南港・丸高渡船)斉藤高明さん

 午後4時前、イワシカラーのメタルジグでボトム付近をトレース。激しいアクションに飛びついたのが、自身初のドラゴン級だった。「アタリは小さく、途中まで引きも軽かった」。波止の手前まで寄せたとき、一気に激しく引き始めた。リールのドラグを緩めて、慎重なやり取りでランディングに成功した。元々はチヌ・フカセ釣りの愛好家でルアーは最近、始めた。「丸高渡船は家から近いし、年なしチヌも釣れる」。ちなみに、この大物タチウオは刺し身、フライ、塩焼きなどで味も堪能(たんのう)した。

 ▽ブリ105センチ(明石港・第2名田屋)下園幸夫さん

 長い格闘の末、大物を仕留めた。「最初はそんなに引かずメジロかと思ったが、だんだんとパワフルになった。船に上げるまで約20分。かなり疲れた」とノマセ釣りでの自己最長寸を振り返った。普段、釣った魚はあまり食べないがブリは例外。この魚も知り合いの魚屋に調理してもらい刺し身、照り焼きなどで味わった。船釣り歴は20年ほど。名田屋の常連で「大きい魚を釣らせてくれて、いつも期待感を持たせてくれる。初心者から上級者まで幅広く受け入れてくれる」と、お気に入りの理由を挙げた。

 ▽グレ46センチ(二木島・マルヒサ渡船)宮崎秋周さん

 仕掛けを変えようかと迷っていた矢先、沖めを狙ってヒットした。刺し餌はボイルオキアミ、タナは約3ヒロ半。「強い引きで楽しませてくれた」と大物とのやり取りを振り返った。熊野灘の磯をホームにするグレ釣り師。「二木島は磯の雰囲気が良く、大きい魚も釣れるから好き」と気に入っている。

 ▽チヌ53センチ(二木島・マルヒサ渡船)浦田貢さん

 記念すべき大物だ。「今まで、こんな大きい魚を釣ったことはなかったからビックリ。すごい引きだった」。納竿1時間前の午後0時半頃、オキアミで仕留めた。2年前、友人に誘われて65歳で磯釣りを開始。「二木島は磯がたくさんあって、お客さんが多くても渡れる場所が多い」。ますます磯釣りにはまりそうだ。

 ▽マダイ65センチ(二木島・マルヒサ渡船)山本宏さん

 突然の出来事だった。「ふと見たらウキが入っていて、オモリを打ちすぎたのかなと思った」。リールのベールを起こして巻き始めると、確かな引き。一気に100メートルほど魚に走られた後、慎重にやり取りを開始した。「出合い頭の1匹。他には何も釣れなかった」と照れ笑いだ。磯釣り歴は10年以上。グレ遊会に所属して二木島をホームに楽しんでいる。

 ▽特別賞(イシダイ51センチ、小浜・信洋丸)北村勲さん

 大漁に花を添える1尾だった。この日は五目&マイカ狙いのリレー釣りで乗船。40センチオーバーの大型アジやサバ、アコウなど多彩な魚種に恵まれた。「5本バリの一番上のハリにこのイシダイ、下に42センチのマダイ、一番下にイサギが掛かっていた」と、まさに五目釣りを満喫だ。船釣り歴は20年近く。「信洋丸は船頭が親切。釣り方を教えてくれて船頭が釣った魚も全部、乗客に分けてくれる」と魅力を挙げた。

 ▽ジュニア(マダコ2キロ、明石港・名田屋)林是潤くん

 竿にしがみついて必死にリールを巻いた。水面から大きなマダコが現れた瞬間、「大きい!」と思わず感動。一緒に船に乗った祖父・茂男さんは、「孫はマダコ釣りは初めて。私の教え方が良かったのかな」と冗談交じりに振り返った。コーチ役を務める祖父は、釣り歴50年以上のベテラン。「釣りは良い趣味なので続けてほしい」と11歳の是潤くんに期待している。

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